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杉浦稔大投手の今年度成績を振り返ろう ①3,4月度

 なかなか書き出せないまま8月を迎え、シーズンも後半戦に突入している。チームがAクラスを争うなか(勿論優勝も諦めていないが)、杉浦投手は7/17に登録抹消、以降2軍戦での登板が無いまま現在に至っている。

 7月度成績についてはその時が来れば触れるが、少し被安打、失点が出てきたこともあってのリフレッシュ休養か、奥さまの第4子出産(おめでとうございます)に伴っての産休のような気もしないではないので、諸々落ち着いてから万全の状態で帰ってきてくれればと思っている。


2年ぶりに迎えた開幕1軍

3,4月度成績 登板日別

 シーズン初登板は開幕カード3戦目、3/31対M@ZOZOマリン。
4回まで8被安2四球2失点で降板した先発上原の後を受ける形で5回裏に登板、先頭打者にやや粘られるものの初奪三振、二死から安打で出塁許すものの後続を断ち1イニング無失点。

 次回登板まで少し間隔空くものの、4/6以降は中3-5日ペースで中継ぎ登板、4/14Bs戦までは被安打、与四球でランナーを抱える投球が続くものの、4/17H戦で打者3人を1奪三振含むパーフェクトに抑え、2021シーズン以来のホールドを記録。4/23のE戦では1点リードの延長12回裏で登板、悪天候の中7球で三凡、3年ぶりのセーブも記録する。
 4/28のBs戦では1失点も自責はつかず、3,4月度は8登板、7と1/3イニングを投げ防御率は0.00をキープと、上々ともいえるスタートとなった。

カットボールへの手ごたえ

3,4月度成績、投球内訳

 投球内訳を見ると、オープン戦時と比べてスライダーやカーブが減り、カットボールの割合が増えている。インタビューの中で本人もカットボールへの手ごたえについて話していることもあり、信頼度の上昇もうかがえる。
 空振りを取れるストレート、フォークに加え、芯を外させるカットボールを武器に、杉浦投手は2024シーズンをスタートしたのだった。


 前回の記事(オープン戦)で書きそびれていたのだが、3/2の対T戦@札幌ドームで自己最高の159km/hを記録、その他の直球も155km/hオーバー連発ととんでもない投球を見せていたのだった。
 札幌ドームのスピードガンが甘かったのか、杉浦投手の生き残りに懸ける気迫がそうさせていたのかは定かではないが、衝撃と今季への期待を抱かせてくれるには充分な投球だった。

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