杉浦稔大投手の今年度成績を振り返ろう ④7月度
(前回の記事)
6/7のS戦でシーズン初被弾初失点、6/30のH戦にて4失点を喫し、今季初の試練に直面した北海道日本ハムファイターズ・杉浦稔大投手。
6月はチームも大きく負け越し、まさに正念場を迎えることとなった7月の成績を振り返る。
もう少しだけ続く試練の時
7月の初登板は前回より9日開いた7/9のL戦@ベルーナ。1-1の同点で迎えた9回裏に4番手で登板。打者3人を僅か8球で凡退すると、直後の10回表に打線が3点勝ち越し5/5以来の2勝目を挙げる。翌10日には3点を勝ち越した直後の8回裏に二番手で登板、二死から外崎に死球を与えるも、続く岸を空三振に抑え、節目となる10ホールドを記録する。
12日のH戦@エスコンでは1点リードの8回表に3番手で登板、二死1塁から栗原のタイムリー2BHで1点失い同点に追いつかれるが続く山川を三ゴロに打ち取り勝ち越しは防ぐ。失点が続き苦手意識も芽生えかねない対H戦だが、14日2点リードの9回表に3番手で登板すると、山川・近藤・栗原を三者凡退に抑えて雪辱を晴らし、5/24以来の3セーブ目を記録する。
勢いを取り戻してきたかに見えたが、中1日で登板した16日E戦@エスコン、直前に逆転し1点リードとなった8回表に3番手で登板、先頭打者阿部の中安、小深田の犠打で無死2塁とすると、村林に初球を叩かれタイムリー2BH、同点に追いつかれる。更に岡島の捕ゴロの間にランナー進塁し、二死3塁としたところで降板。
代わった河野が小郷を投ゴロに抑え勝ち越しを防ぎ、延長10回裏に田宮のタイムリー2BHで劇的なサヨナラ勝利を収めたものの、悔しさの残る投球となった。
そして翌17日には、今季初となる一軍登録抹消が公示された。
続く試行錯誤、決して一定にはならないコンディション
投球内訳を見ると、月半ばで抹消となったため母数は少ないが割合としては前月と変わらず、ストレート、フォーク、カットボールの順となっている。
登板日別成績での話になるが、抹消前日となる16日には最高球速が149km/hとやや球が走らず、四球こそ無いものの打者4人に2安打と少し打ち込まれる結果となった。
一年を通してベストパフォーマンスを発揮し続けることはほぼ不可能(54-59の彼にだってそういう時はある。はず。)なので、まぁ、「そういうときもある」という認識で良いのだと思う。7月半ばの時点で31試合に登板、26イニング超を投げていると、その中で疲労が蓄積されることも大いに考えられるではないか。
ちなみにこの月は約半月で勝利・ホールド・セーブをすべて挙げている。
抹消理由は『下半身のコンディション不良』ということだった。当然それもあると思うし、プライベートでは第4子(次女)の誕生もあったので、育休を含めたリフレッシュ休暇の期間ということもあったのだろう。本当におめでとうございます。
先に書いておくが7月は抹消以降登板機会が無く、8月下旬になってからファームでの実戦復帰を果たしている。なので次回はあまり書くことが多くなさそうだぞ。
(続きの記事)
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