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#色校正 写真と現物の色を合わせる作業

こんばんわ、加藤沙也佳です。

これまで、インテリア商材の実際の撮影についてや3D制作についていろいろ書いてきました。

そうやって作った写真をカタログに印刷する際に、とても重要な工程を挟みます。

それが′′色校正″です。

色校正とは?

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データ上の写真を実際に印刷してみて、色が実物どおりに出ているか、確認する作業です。

もちろん、実際の商品の切れ端を片手にパソコンの画面上でも確認はします。
しかし、WindowsやMacなどのパソコンの機種によっても色の見え方が違うため、ギリギリまでパソコンの画面上で調整した後、最後は実際に印刷して確認します。

この時、通常の紙ではなくデジコンという特殊な紙に印刷します。
デジコンを使うことで、モアレと呼ばれる、画面の上で波打っている柄を消したものを出力することができ、お金はかかるものの本番に近い形で印刷することができます。

ちなみにモアレとは、このようなものです。
本当はストライプのシャツなのに、柄が、服のシワではないところで変に波打ってしまっていますよね。

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(参考画像:https://keibunsha.exblog.jp/24359610/)

校了して、印刷へ

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色校正に修正指示を加えたら、そこからはもう緊急事態にでもならない限り、色変えはできません。校了=完成となります。

印刷が仕上がったものを見るのを、うきうき心待ちにするのみです。

サンプルブックの場合だと、このように完成した紙面に、カーテンや床材、建材などの生地を糊で貼り付ける作業をほどこしてから完成します。

この瞬間がすきでしたね〜〜〜〜
ぜひ、そんな苦労の末に出来上がるカタログに、少し思いを馳せてみていただけると嬉しいです。

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