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おもいでばなし③

懐かしい初恋の話をnoteで言語化するようになってから、少し恐れていた自己開示が自分なりにできるようになっている気がする。
シンプルに思いを書き留めれてる感覚ね。

大学の頃は、本を読むのが好きだったから、
ストレートに表せない感情を、比喩に託すことで何かを昇華させようとしてたけど、本当に伝えたいことはうまく伝えられないジレンマがあった。


私はあの子のどこが好きだったんだろうと
朧げに考えても答えは正直見つからない。笑
めちゃくちゃキラキラしてる子だったし、喋りやすくて面白かったし、私のこといじってくるし、まあいわゆるスペックとやらも高い人ではあった。でも、どこか掴みにくい人でもあった。

友達とならコミュニケーションを取りやすいけど、恋愛となるとまた話は別、簡単に相手の本心は聞けない。それを聞くことは自分の恋心の一か八かをかけることになるから。
だから、好きな人の考えてることは周囲の人の7倍くらい分かりにくいし、探るのは怖いと思う。

でもそれとは全く別で、本当に人を好きって感情が強く溢れ出る時、「あー、なんかこの人知ってるなぁ、大事にしたいなぁ」ってなると思うんだよね。

もう初恋は終わったし、過去は大切でも戻るべき場所ではなくて、ただあの頃より少し成長した今、当時を振り返って、遠目で眺めてる時も、距離を少しずつ縮めていた頃も、アホみたいに言い合いした時間も、胸が張り裂けるくらい悲しかった別れも、全部特別で大切な時間だったと言い切れる。

諸行無常だから簡単に「縁」って切れやすくもあるけど、相手を縛らない程度に、ゆるやかに幸せを祈り続けたいよね、なんてね。
おやすみ。

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