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140.信じるということ。|映画感想④『義足のボクサー GENSAN PUNCH』

ごきげんよう。
最近映画ブームが来ているたつみです。

今回は、こちらの映画を観てきました!

話題作!?

この映画、知人から
「自分が奮い立つだろうこと請け合いの映画だよ!」とおすすめしてもらい、
それは気になるということで早速チェックしたのですが……

いや、人気やな!!

僕は教えて貰うまで全然知らなかったのですが、結構話題作なのですね。

観に行ったのが週末なのもあるとは思いますが、
予約時点でほぼ満席で、実際現地も満員御礼でした。

どんな映画?

義足のため日本でプロの夢を絶たれた男がフィリピンでプロボクサーを目指した感動の実話
公式ポスタービジュアルより

最近、知らない映画を観る際にはあえて前情報を取らないことにしてて、今回もなにも知らずに観に行ったのですが、まさにこのコピー通りの作品でした。

そして、これは個人的な感想ですが
「えっそこで終わるの!?」
みたいな終わり方をします。

あと、実話をベースにしているからなのか分かりませんが、
「いや多くを語らなさ過ぎだろ!!」
と思う場面も何度かありました。

そんなわけで、この作品に関しては、ちゃんと諸々の前情報を取ってから行った方が、より楽しめる映画だったかも知れません。

個人的な見どころ

なんかこれだけだとイマイチだったみたいに取られちゃうかも知れませんが、この映画、よかったです!

個人的な見どころとしては、以下の2つです。
・迫力のある試合シーン
・師弟、仲間の絆

迫力のある試合シーン

ボクシング映画ということで、試合のシーンがたくさん出てくるのですが、これが非常にリアルで迫力があります。というか、真に迫ってる感じ。

演出された、いかにもな見せ場はそんなに無いのに、手に汗握る。

後に、試合シーンは全て台本・振り付け無しで、プロボクサーとの即興だったと知り、「どおりで……」と納得しました。

いや「ガチンコ勝負」は嘘だろ。

とはいえ、すごい恐いし大変だったろうと思います。
尚玄さん、すごいですね。

師弟、仲間の絆

この映画を観てて一番いいなあ、と思ったのは、この部分です。

苦しいトレーニングも、過酷な試合も共に乗り越え、そして勝ちを一緒に喜び、祝福し合う。

言葉にするとありきたりだけど、それを体現する作中の人物達の姿には、理屈を超えて心を揺さぶられました。

信じるということ

師弟の絆に関しては、劇中、それを揺るがすような(というかぶち壊しかねない)出来事が起こります。

それがどんな出来事だったのか、なぜ起こったのか、そしてどういう結末を迎えたのか。
そのあたりは、ぜひ作品を観てみていただくとして、僕がそこから感じ、思ったのは
「信じるということについて」
です。

これも2つあって、
1つめは
一度信頼が揺らぐことがあり、疑いが差すと、疑念は過去にまで遡って蝕んでくる
ということ。

オセロがたった一手で白黒が大きく逆転するように、信頼関係を築いたつもりでも、たったひとつの出来事で全て疑いの種になることはありうるな、と、自分の体験も振り返りつつ、そう思いました。

2つめは
それでも、本気の勝負に共に身を置く時、半端な疑念の種は燃え尽き、本物の信頼が残る
ということ。

共にギリギリの状況に飛び込み、逆境を共に乗り越えるとき、わだかまりや疑いは押し流され、まるでふるいにかけられるように「信頼」だけが残るのだな、と、そう思いました。

自分も、そんな人間関係を築き、勝利(達成)を分かち合いものです。

ただ、これを実現するには「共に勝つ」という強い思いが必要だと思います。

勝つことへのこだわり。
そして自分の為だけでなく、仲間のためにも勝つという思い。

いざというときほど、そうあれるよう、日々精進していきます。


蛇足

ところで、なんで映画感想 なのかというと、
これを書く前に2本映画を観ているからです。

それらの感想も追って書くので、またそのときは読んでいただけたら嬉しいです。

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