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週末は木立の中へ引っ越し 5 「雑草」を楽しむ?

疎の暮らし

都会は便利といえば便利ですが、それを不便と思う時もありますね。たとえば、お花を植木鉢で買ってきてもなかなか”お庭に”って難しいですよね。マンション住まいだと、枯れてしまった場合、鉢植えの”土”をどうするか?結構悩みますね。ベランダに撒くこともできませんし、捨てるのも”燃えるゴミ”なのかどうか...。
 田舎にも新規に開発された住宅地があります。そこだと、いろいろと整備されているので不便は感じないと思います。で、都会の住宅地より土地面積が広いので、”鉢植えの土”問題に悩まなくて済みます。
 私の「本宅」のような隣家と離れているようなところだと、隣家との騒音等のほか他のトラブルもほぼありません。"鉢植えの土”問題とも無縁です。
 但し管理が大変なことは確かです。「地面の多い暮らし」は、雑草との戦いです。「戦い」なんて大袈裟な、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 田舎で”住宅地”以外で家が欲しいなぁと思うと土地の単位が一気に大きくなります。まぁ小さくても一反です。坪数に直すと300坪、約991.736平方メートルです。とても広いです。里山地域だとこの10倍もあり得ます。3000坪=1町歩と言います。
(よく言われる「後楽園球場の何個分の広さです』ですが、11,676平方メートル、3531.99坪(グラウンド総面積)だそうです。)
 どんなに広い家があったとしても5~60坪(165~198平方メートル)ぐらいじゃないでしょうか。とするとですよ、敷地300坪だったとしても240坪は地面なんです。「いやぁ、ガレージと物置を建てるからもっと少なくなるよ!」とおっしゃられる方もおられるかもしれませんが、それでも40坪使い切れるかどうか。私が都会でアパートに住んでいた頃、近くで建売場宅が販売されていました。建坪15坪だったと記憶しています。だとすると40坪だと2軒は建つ勘定になります。
 240坪(793.388平方メートル)の地面、放っとけば一斉に草が生え始めます。(これが倍の3000坪だったらそら恐ろしいことになります。)
場所によったら幼木の芽が出てきます。笹竹もすぅ〜っと出てきます。繁殖力旺盛なので身の丈になるのはあっという間です。これが食べられるものだったら食糧危機など一気にすっ飛んでしまうだろうになぁ!と思うぐらいの勢いです。なので手ぬかりしていると、住んでいるのにまるで空き家状態になり、玄関まで行くのに藪漕ぎしないと辿り着けなくなります。
 こうなると、”草刈り鎌で”、ではもう間に合いませんし途中で頓死してしまいます。「お道具」が必要になってきます。エンジン付きの草刈り機(刈り払い機)を購入しないとやってけません。草木が繁茂する春から秋まで何度お世話になるでしょうかねぇ。地面が広ければ広いほど倍々の体力負荷がかかります。特に真夏は早朝か夕方に作業しないと熱射病で倒れます。春から秋まではそこいら中で草刈り機のエンジン音が聞こえます。五月蝿くはありません。住宅が「疎」ですから離れているので気にならないのです。
 エンジンですから当然燃料が必要になります。ガソリンエンジンもありますが大概はツーサイクルエンジンなのでガソリンにエンジンオイルを混ぜた混合ガソリンが必要です。自分で作ることもできますがついつい面倒で、ホームセンターで混合ガソリン缶を買ってきてしまいます。ついでに草刈り機の刃も買ったりします。これも面積が広ければ広いほど費用が嵩むんですよねぇ(泣)
 なので「雑草」を楽しむ、という発想転換をしないとやってられません。

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