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週末は木立の中に引っ越し 15 | 薪ストーブ交換

うちには暖房器具は薪ストーブしかありません。新築時、三月ごろだったか、薪が用意できていなかったので、まぁ、春も近いしと泊まってみようとしたところ、寒いのなんのって極寒でした。

慌てて、石油ストーブを買いに行ったのですが、どこも売り切れ!

あっちこっちと探し回りようやくGET!

で、石油ストーブを灯したのですが、全然暖まらない... そりゃそうですよね1台で一軒温めようなんて、そりゃムリだ....。

FF式じゃないし、石油ファンヒーターでもない、芯に火をつけるスタンダードなものだったので....。

その日はお風呂に入って暖まったら即布団に入って寝てしまいました!

一年後、なんとか薪を入手し薪ストーブに初着火!

でもねぇ、なかなか暖かくならないのですよ。

まずは薪ストーブを暖めてやらないと暖気が出てこない。

家全体が温まるのは半日かかります。その間極寒の中ひたすら炎を見て視覚で寒さをごまかしました😅

それからいく年か経ちました。

薪ストーブは一生もんだと思ってました。でもいろんなところが劣化して壊れてくるんですよ。その部品交換、修理代がバカにならない!積算していくと新品の薪ストーブが買えちゃうぐらい💥

週末利用だから早く家を暖めたくて大量に薪を燃やしていました。でも家が温まった頃には帰る、という勿体ないお話。そんな使用方法もあって傷みも早かったのかな。

薪代もバカにならなかった。ひと冬ずっと居てずっと焚いていたらという計算をしたら、軽く20万円!

気に入っていたこのストーブ❣️

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維持費と薪代がかかりすぎるので泣く泣く違うストーブを探し始めました。

このストーブ、煮炊きができて良かったんだけどね。薪の追加もトップローディングでラクチンだったし。

薪の使用量が三分の一になる!というふれこみに惹かれて思い切って切り替えたのがこの薪ストーブ❣️

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前のストーブは、火加減の調整が難しく、家が熱くなりすぎることがままあった。30℃近くまでなってしまう。空気の流量を絞って炎を小さくしてもストーブ自体が輻射熱を発しているので暑くなるばかり。で、薪ストーブ自体が冷えてしまうとなかなか炎が上がらない。家の中で焚き火をしているようなものと言えばわかってもらえるかなぁ。

この新ストーブは着火がとにかくラクチン❣️😃👍

燃焼用空気の流量コントロールも厳密できっちり増減できる。なので、燃やしすぎることもなく確かに薪の使用量が三分の一に収まりそうです。

煮炊きはできないけど、トータルランニングコストで選ぶならコレだなぁ

煮炊きができて、主暖房装置ではなく炎を楽しむ、と言うコンセプトなら前のストーブでしょうねぇ。薪代かかるので、薪がタダで手に入る方に向いていると思います。(たしか軽井沢町は、自治体が薪を無料で提供していましたね)

新しい黒い薪ストーブは、燃焼する空気流量コントロールが厳格、正確です。

たとえば、室内温度が22℃になったとき流量レバーを半分にすると、キッチリ22℃をキープします。

前の赤いストーブは、厳密な流量コントロールが出来ません。ダンパーを開け閉めしたり空気流量レバーを開けたり絞ったりしても正確にコントロールできません。

薪ストーブ本体の温度が下がると薪を足した時、着火するのが遅くなり、室内が寒くなってしまいます。

勢い、燃えている時に薪を足してしまい過剰燃焼気味になり、室内30℃になってしまったりします。

熱過ぎて、冬季に窓を開けたことも度々ありました

鋳物製なので遠赤外線を発して、圧倒的な暖かさが室内に充満します。暖かさに一種の「圧力」を感じるほどです。

そのかわり、多量の薪を喰います。


黒い新ストーブは表現は悪いですが、焼却炉タイプです。

炉内の密閉度を厳密にし、空気流量を厳密にコントロールする。

流内の温度を一定にするため、断熱性を持たせる。

素材は4mmの鋼鉄製で溶接で組み立ててあります。

コントロールは3段階の流量レバーのみ。

着火もラクチンです。

着火して約10分で暖かさを感じます。コレ重要です❗️

薪を足していくと毎時4.5~5.0℃づつ室内気温が上がっていきます。

で、適温になったら、空気流量を半分に絞る。そうするとその適温を維持します。

薪ストーブというアナログなものなのに家電のような簡便さ❗️

正確な温度コントロールができるため薪の使用量が三分の一から五分の一になりそうです。

残念なのは、焔のモワ〜んとしたゆらめきが見られないことです。キッチリと燃焼するので、以前の赤いストーブのオーロラのような焔を見ることができません。(いわゆる、「不完全燃焼」に近い状態なので高気密高断熱住宅には向かないかもしれません)

夜、灯りを全部消して、ゆったりと焔を見ることが楽しみだったのになぁ..。


ついでに煙突も見てもらいました。

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断熱二重煙突がボロボロに❗️

内側が剥がれちゃって、断熱材が出ちゃってる❗️

「こりゃ、部分的に煙道火災起こした感じですねぇ」

と業者さんが言っていました。あぶないあぶない❗️

煙突も交換してもらいました。


ちょっとイタイ出費でしたが、薪代というランニングコストが下げられるので、まぁ良しとするか、って感じです(ホント超イタイんですケド💦)

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