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キャスケットを手に入れた

 先日、キャスケットをひとつ手に入れました。帽子です。

去年から、夏場に歩く際は、折り畳み日傘を使っているのですが、荷物が多いときなどは、片手がふさがるのは大変ですので、漠然と帽子が欲しいなと思っていたのです。
 
 というのも、帽子は物心ついてから、全く被ってこなかったので、何となくキャップを被ってみても、なんだか幼く思えていたので、結局、紫外線などの対策は、サングラスや日傘にしていたわけです。
 ちなみに、紳士がステッキを持つのは、片手がふさがっていても、不自由ない事を示す役割もあるようです。
 が、残念ながら、僕としては片手がふさがっているという状態は、時には面倒なことになるので、いっそのこと、帽子を選択してみました。

 キャスケットというのは、自分で言うのもアレですが、わりとオシャレ向きのものです。言い換えれば、フォーマルではない。カジュアルな帽子の種類。
 僕自身、よくよく注意しないと、服に合わせることも難しい状態です。まぁ、例の鹿撃ち帽を買っていれば、よりこの難問に取り組まないといけなかったわけですが。

 ですが、その歴史を見れば、もともとはアメリカでは新聞売りの少年が被っていたり、おそらくはアニメ「フランダースの犬」の主人公・ネロが被っていたりと、キャスケットは“労働者”の代名詞とも言えるのです。
 ロシア革命で有名なレーニンも、キャスケットを愛好していたくらいです。

 日傘からキャスケットへ、というともすれば都落ち感がありますが、今は階級闘争なども無いので、気軽に両方使えるはずですから、悪くない時代なんでしょうね。

 声優の内田真礼さんがいろいろと試している動画があるので、これを参考にするのも良いかもしれません。
 僕の中で、内田真礼さんと言えば、小鳥遊六花ちゃん(『中二病でも恋がしたい』)やシャロちゃん(『ご注文はうさぎですか?』)の声であり、去年の京まふでのハンバーガーの印象ですかね。

 個人的には、このように旅の思い出にも結びつく帽子。これからは実際に被って、旅行することもあるのでしょうか。
 あるいはプロレタリアートな気分を盛んにして、諸作品にこれまでとは違った観点を持つのも一興。
 まさかマックス・ウェーバーの言う文脈で、勤労精神が「プロテスタンティズム」へと繋がるきっかけには、まだまだ程遠いでしょうが。

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