I deeply revere Fauna.―私はファウナを深く崇拝しています。―
ホロライブの話題が連続して恐縮だが、これは書かねばならない。
ホロライブというVTuber事務所は、日本だけでなく世界各国に配信者を持つ大手である。そんな外国人の配信者の中に、「Ceres Fauna」という方がいる。
白状すると、僕自身、あまり追えてはいないのだが、結構好きな方。そんな彼女のいわゆる新衣装が公開された。
以前にも少し量産・地雷系っぽい服装もあったりしたため、そもそも期待値は高いのだが、僕は新衣装の画像をXで観てから、急いで動画へと向かったのが今回の経緯。
歓喜の歌が天界に響く。いや、運命が戸を叩く音さえ聞こえる。
すべてが美しい。ビジュアル、言動、背景さえも。
僕にとっての“美のイデア”に近いのはまさしくこれである。さればこそ、我がオリジナルキャラ「シュウスイちゃん」も、かくの如きビジュアルで、これまで支えてきてくれたわけである。また、約四年ほどカクヨムで執筆してきた自作の数々に登場するヒロインも、ショートボブは多々存在している。
それらの想いが、今、メカクレと、ゴシックというもうひとつ好きなアイコンと結びついて、権現となった。
何かのnoteでも書いたが、緑という色は長らく絵具としては希少であった。思うような色彩を欲すれば、既にある色彩から、各々が混ぜ合わせるしかなかったり、あるいは有毒物質の含まれたものを利用することがあった。エメラルドグリーンの発明は、およそ人類が誕生して以来ともにあり続けた緑を、いよいよ真の意味で人の子の手に得られた瞬間でもあった。
シュウスイちゃんは青髪のメカクレ・ショートボブヒロインとして、僕の中では完成形ではあるが、ファウナの登場はもはや、この世界のもう半分を得た心持ちである。
自然への愛を布教するというのが彼女のプロフィールにある目的ではあるが、一方でこの美は人工の極致であろうと思う。文明の臨界点。
無論、おたふくな平安の女性を美人とするのをメジャーとしていた時代があったように、あるいは文化というのは変転するものではあるが。
しかし、およそ今世紀においては、イラストレーター「遠坂あさぎ」先生がデザインし、ファウナさんが身にまといしこの姿は、覆される事の無い美の象徴であり、僕は崇拝の念を抱く。
二次元美少女の表現として、VTuberが一般化した今日において、その活動の在り方はまだまだ変化していくだろう。
だが、信仰の対象として一人の存在が崇められるということもまた、推し活の先にあるものとして想像に難くない。
とにもかくにも、僕以外のところから、理想的な美しさが登場したことに感謝したい。
天からのささやきというものは厄介で、その超常現象は納得したとしても、今度はその相手が問題となる。聞き手は神と考えていても、宗教裁判によって、そのささやき手は悪魔と断定されるかもしれない。
自己満足という目的であれば、僕はシュウスイちゃんを見いだせたことはひとつの成果である。
だが、ファウナの登場によって、自身の進む道を示された気持ちなのだ。これを啓蒙と言わずしてなんと言おうか。
よろしければサポートお願いします!