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【膵臓癌】再発可能性後の宣告

2021年12月、父母兄私で診察へ行きました。(私の3ヶ月の娘も一緒)

前の週に、再発の疑いがあると言われていた結果を聞くためです。

兄は仕事の関係上、初めて一緒に病院に行くことができました。

診察の部屋に入るなり、

まず癌が発覚した去年の8月からの流れを、

主治医がすらすらと自分の頭の中をまとめるかのように、話し始めました。


「やはり再発の疑いがあるところが、PET CTでも光っているので、再発で間違いないと思います。」と。



「場所はかなり数ミリの腹膜播種ですね。

それかリンパ節かわからないですが、その辺りです。」と先生は言いました。


話しながらCT画像を一緒に見ていきました。


8月と11月のCTの比較画像を見ましたが、本当に小さいですが、僅かに何か影があり、

8月の時点ではわからなかったけれど、

11月のCTでその影が少し大きくなっていて、その場所が再発箇所だということです。


今回、PET CTを撮ったのは、手術をした病院とは違う、専門の病院なのですが、

その病院からは、

再発ではない。という結果が病院には送られてきたそうです。

が、膵臓専門の先生方で画像を見た結果、再発だろうと。

本当に小さくて難しいのはわかりますが、そのPETCT専門の病院、よく再発なしなんて言えたなと。

見逃してたらどうするんだろうと。怖いです。



膵臓癌の再発の場合、再度抗がん剤治療を開始するのがベストとのこと。


1箇所だけの再発に見えても、膵臓癌の場合は目に見えない再発の箇所があることが多いので、

術前のTS-1の飲み薬の抗がん剤(補助療法)とは違う、全身化学療法をすることになりました。

切除不能に対しての抗がん剤です。


ジェムザール+アブラキサンとフェルフィリノックスという2種類の抗がん剤。

後者は副作用が強く出たりするので、前者の抗がん剤になりました。

(前者が効かなくなってきたりすると後者の方に切り替わる可能性も有り)


外来通院。入院はなしです。毎週2時間の点滴をし、それを3週。

1週休んで、また3週。というスケジュールになるようです。

目に見える副作用は、脱毛と痺れ。

脱毛に関しては、3.4週間で全ての毛が抜けるようです。

痺れは、すぐにというわけではないようですが、(人によるそうです)

長いこと抗がん剤を続けていくと手先足先が痺れてくると。

また目に見えないものでいうと、骨髄抑制。白血球の数値が下がるようです。


期限は決まっていない抗がん剤。やれるところまでやっていくと。

ただ、母の再発箇所は今の所1つだけ。8月のCTでも同じ場所だけなので、

抗がん剤を続けていき、3ヶ月、半年後と、もしまだその腹膜播種のみの再発で留まっていれば、放射線を当てることができるかもしれないと。ただ、腸管に接している部分への再発なので、放射線が当てられない可能性も十分あるので、過度に期待しないようにということでした。



私は、再発の疑いがあると分かってから、QST病院という重粒子線治療を専門にしている病院に電話相談をしたりと、すぐにでも抗がん剤だけではなく色々な治療をしていこうと調べていたのですが、

やはり目に見えない箇所に再発している可能性があるから、結局今すぐその再発している場所に放射線を当てたところでまた違う再発箇所が出てくるかもしれない。なので、やはり様子を見て判断するのがベストのようです。

先生はすぐに放射線を当てることはおすすめしないとおっしゃっていました。


膵臓癌の再発は全身に出てくる可能性が高く、過度に期待しないようにと先生は何度か言っていたので私も過度にそこに期待をするのはやめておこうとも思いました。


再手術の話もこちらからしましたが、

手術の準備をしている段階で、他に再発箇所が出てくる可能性が高く、

今手術しても、意味はないと。

胃がん大腸癌ならそういうことをするが、膵臓癌はそういうものではないようです。



抗がん剤は、治るものではなく、再発の腫瘍の大きさのスピードを遅くするもの。

今後母はどうなっていくのかという質問には、再発の箇所や、抗がん剤を続けていっての経過は人それぞれなので確固たる?データはないということでした。


聞きたいことをノートに書いて、質問していき、おそらく30分弱、話を聞いたと思います。

先生はこの後、膵臓癌の方の手術のようです。(本当に多忙だと思います)




再発は、わたしたち家族にとってもとても恐れていたことでした。

術後2ヶ月でゴルフに行くような母ですし、今もとっっっても元気なので、再発せずにずーっと抗がん剤もなく過ごしていけるかなという僅かな期待は持っていましたが、やはり再発でした。


これから治療に向き合っていく母を、私たち家族は全力で支えるつもりですし、

母は抗がん剤と付き合っていくことになります。


落ち込んでいても仕方ないですね。

未来はわからないし、どうなるかわからない未来を心配しては、今を楽しめないと思います。


だから、わたしたちは前を向いて、今を楽しく!生きよう!と決めました。

落ち込んでいても仕方がない!楽しくいきましょう!!!


正直、去年の8月、膵臓がんが分かった時は1ヶ月くらい、世界が違って見えて、何にもしたくなかった時もありました。
でも今回の再発、私はすごく前向きに向き合えています。


母の髪の毛がもうすぐ全部なくなってしまうこと、まぁ仕方ないです!生きるためですから!

早速今週、ウィッグを一緒に探しにいきます!


先週も家族みんなで近くのホテルに泊まったり、わちゃわちゃ楽しく過ごしています。

また来月もどこかにみんなで一緒に行って、楽しく過ごしていきましょう!


明日がどうなるかわからないのは、母だけではなく、私も夫も他の家族もみんな一緒ですからね。




母と一緒に頑張りますっっっっっっ!!!!

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