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【ビジネス】きみ、どうしたいの?

どうも、じんたろうです。

タイトルの言葉、皆さん社会人生活の中でよく聞くワードなのではないでしょうか。

状況によってはハッとさせられたり、なんかイラッとしたりすることがあったので、私の気づきをを状況交えてシェアします。

状況1:教育的「きみ、どうしたいの?」

当時、私は「言われたことをちゃんとこなす」という当然のことを当然のようにする社会人でした。

例えばスケジュール遅延のような問題に直面したら、上司と相談し解決策を決めるといった、普通のことを普通に実施していました。

これを積み重ね、「自分は仕事が出来る!」と思い込んだ時期でもあります。

ある時、スケジュールが遅延したとき私なりにいつも通り幾つか案を持って上司に相談したところ、急に「で、どっちがいいと思う?」と聞かれました。

私は「??」となり、どちらもメリットがありますが決め難いです、決めてください、ぐらいの勢いで上司と話をしました。そこからは何を聞いても「どうしたい?」と何度も聞き返され、挙げ句の果てにさらに上司まで含めて「お前はどうしたいんだ?」と問い詰められることになりました。

最初は「何で答えてくれないんだ」という思いでイラつきを隠せませんでしたが、痺れを切らし自分で案を選び先進めしました。結果として、遅延は解消され無事プロジェクトも完遂しました。

この経験は、「案を出すこと」から「案を決めること」への考えのシフトした瞬間でした。自分で決める自信のなさから判断を投げていたものを、自分で完遂できるのかまで落とし込み選択することの大事さを、教えられました。

状況2:丸投げの「きみ、どうしたいの?」

ある時、上司からの無茶振りで「〜について提案したい」というその文言だけ投げられ、その背景も非常に曖昧なままの指示が降りてきました。

市場優位性も薄い観点のため、そもそも提案自体難しい題材でしたが、何とかそれっぽく提案資料を纏め報告。当然推しが強くなるわけもなく、内容としてはイマイチ。ですが、その代替案が指摘で出るわけでもなく、結果「きみ、どうしたいの?」と言われました。

釈然とせず、その後も頭を捻り続け最終的にはそれなりの提案にたどり着くことができましたが、同じワードなのに感じたストレスに違いがあったのです。

☕️

結論として、これは一種の仕事丸投げアプローチなのだと考えました。

どうしたいのか、ということを本人に考えさせることにより、本人をより当事者にしていくのです。

担当者としては当然当事者意識は必要です。ですがそこには納得度と双方の合意・信頼感が必要です。この仕事が何になるのか、何のメリットになるのか。これが無いまま、ただただ当事者意識だけを付与するのは、少なくとも本人にとってメリットがあるのか、というのは疑問です。


”言葉は刃物”と言いますが、同じ言葉でも人の背中を推したり刺したりするものもあるんだなぁと思いました。

私も後輩を持つ年齢なので、相手の成長を促せるような「きみ、どうしたいの?」を使える大人になりたいです。

以下参照させていただいた記事より、自分の経験と重ねシェアいたしました。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

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