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酒場学 by Syupo

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#甲類焼酎

甲類焼酎のプロに聞く。飲みやすい甲類・飲みにくい甲類の差(後編)

甲類焼酎のプロに聞く。飲みやすい甲類・飲みにくい甲類の差(後編)

前回に続き、甲類焼酎についてナゾを紐解いていきましょう。本記事は宝酒造、他各社への取材を経て作成しています。

本文に入る前に、甲類焼酎のナゾについて整理します。

安い商品、特定の銘柄は翌日の体調に影響するのか。

甲類焼酎の味の違いはどこから来ているのか。

○○(割材)には▢▢焼酎が合うのはホント?

9%のスピリッツベースと、4~7%の焼酎ベースの缶入チューハイ(RTD)は何が違うのか

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甲類焼酎のプロに聞く。飲みやすい甲類・飲みにくい甲類の差(前編)

甲類焼酎のプロに聞く。飲みやすい甲類・飲みにくい甲類の差(前編)

関東の酒場では、酎ハイ、サワー、ビールテイスト割材飲料(ハイッピー・ホッピーなど)が、ビールや日本酒と同様かそれ以上に注文率が高いお酒です。割り方次第でさまざまな味わいが楽しめるだけでなく、他の酒類に比べて比較的手ごろな価格で楽しむことができます。また、飲食店側にとっても酎ハイなどは重要な存在です。原価率が低く、収益バランスを維持する上で重要な商品となっいます。

さて、酎ハイ類は人々に喜ばれてい

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【日本の酒場史】関西のチューハイが甘い理由

【日本の酒場史】関西のチューハイが甘い理由

狭い日本といっても、稚内から石垣島まで直線距離で2,800キロ。ヨーロッパの地図に当てはめれば、デンマークからポルトガルを通り過ぎ、モロッコに達するほどの距離があります。そのため、各地の文化や気候の中で様々な郷土料理がうまれてきましたが、お酒にも土地土地によってことなる「郷土酒」が存在します。

さて、東京の郷土のお酒といえば何になるでしょうか。太田道灌が江戸を開発した頃は、まだ米を原料にした日本

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