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ポケモンは教育的に良いコンテンツである理由

「ゲームは教育に良くないんじゃないか」
そんな話をよく聞きます。

しかし、ポケットモンスター(ポケモン)はゲームでありながら教育に役立つコンテンツなんです。
ゲームをしながらビジネスで役立つような人生哲学、確率、検証、調査を学べてしまいます。

「ゲームをやりたい」と「勉強させたい」はポケモンによって両立できます。
ポケモンが強い人は勉強ができるし、勉強の効率がポケモンによって上がっているとすら思えます。

ポケモンがどう教育にいいのか。
これから解説していきます。

ポケットモンスターソードシールド

ポケモンは頭を使う要素がたくさん

ポケモンは子供でも遊べるゲームでありながら、大人になっても楽しめるような奥が深いゲームなんです。

ポケモンとはどんなゲームなのか簡単に紹介します。

・頭を使わないと勝てないオンラインバトル

赤、緑から始まったポケモンシリーズ。
初代からあったポケモンバトルは、テクノロジーの進化と共にオンラインバトルが可能になりました。

対戦システムは細かい調整がされ、精練されたバトルシステムは、将棋やチェスに並ぶほどの頭脳バトルが可能になっています。
競技人口は全世界で100万人。

確率や相性を考え、相手の型を読み合い、その瞬間の最適解を考えてバトルする。
大人が本気でやってもなかなか勝てないのが、今のポケモンバトルです。

・答えがないカスタマイズ性の高い育成システム

ポケモンバトルの前に、ポケモンは育成システムがあります。

ポケモンの種別、技の構成、ポケモンの持ち物、特性、ステータスの調整とカスタマイズ性は無限大。

育成に正解というものはなく、その中で勝てるパーティーを作るのも、バトルとはまた違う頭を使います。

・現実世界での出会いがあるポケモンGO

ポケモンGOも利点が結構あります。
家にばかり居るより健康的な生活になれますし、出掛ければ何か発見があります。

ポケモン本編ほどの深さはありませんが、アウトドアになって欲しければポケモンGOもありです。

ポケモンの育成は人にも通じるものがある

ポケモンのステータスは種族値、個体値、努力値、性格の4つの要素によって決まります。

人に直すと種族値は遺伝的特技、個体値は隠れた才能、努力値は何に努力するか、性格は好みといった感じ。
人には決まった能力があるが、何に努力するかは決められるんだということを教えてくれます。

また、バトルすると中途半端なステータスは使いにくく、何か尖った能力があると使いやすいこともわかります。
みんなと同じことをするより、自分の伸びやすい能力をとことん伸ばすことの良さがわかります。

短所についても、短所ほど努力の影響が強いというようなシステムになっています。
ダメなところは頑張れば補えるという希望も与えてくれています。

他人に当てはめても面白くて、あの人はこの能力が高いなとか私は人を観察するクセがつきました。
自分にはない他人の特技が

ポートフォリオ理論を体験できる

ポケモンはいくら強いと言われるポケモンを集めても、全体でタイプの偏りや技の偏りがあっては勝てません。
偏りを無くしバランスを取っていくのは、投資でいうポートフォリオ理論に通じるものがあります。

ポケモンをやっていれば、株式投資や保険でギャンブルのようなポジションのとりかたが、いかに馬鹿馬鹿しいか肌で覚えられるんですよね。

リスクを別のベクトルにして、全体でのリスクを減らすことを実戦で学べます。

研究、調査のしかたが身につく

ポケモンバトルは今まで活躍したパーティーを真似し、似たようなポケモンが流行する現象があります。
流行しているポケモンに有利なポケモンを使うのも、勝つには重要なので、調査を自然としてしまいます。

さらにポケモンには、まだ誰も思いついてない型がある可能性があったりします。
実際にポケモンレート戦の上位陣は、上級者も驚くような画期的なポケモンを使い、成績をのこすことがよくあります。
私もまだ見つかっていない型のポケモンに憧れて研究をするのを楽しんでいました。

友達とのバトルでは、特にポケモンへの理解度が勝敗を分けます。
ただなんとなくで作ったパーティーでは、1勝もできないなんてことも。
悔しくて勝とうと思ったら、研究する力を身につけるしかなくなり、それは勉強のしかたやビジネスでも活きる経験となります。

上手な判断のしかたがわかる

人生は判断の連続です。
判断がうまいに越したことはありません。

その練習としてもポケモンはつかえます。
ポケモンバトルでは、6体の中から実際に戦うポケモンを選ぶ選出、不利な対面の時には交代、相手のでかたを考えた技の出し方を判断して戦っていきます。

相手の使ってくるポケモンの情報は、最初はほとんどわからないところから始まります。
少しずつ情報がわかり、状況も常に変化します。

今ある情報の中から過去にとらわれすぎず、今最高の選択をし続ける感覚を私はポケモンから学びました。

世代をこえて話ができる

ポケモンは1996年から現在まで多くの人に愛されてきました。
そのおかげで10歳と30歳の人、20歳差でも同じ話題ができてしまいます。

どちらもオンラインバトルをしていれば詳しい話もできますし、対等にバトルもできます。
時代をこえても評価されるストーリーはありますが、ここまで広い世代に愛されるゲームは将棋やトランプのようでもありますね。

長年愛されるキャラクターでありながら、頭を使うゲームであるというのはポケモンぐらいではないでしょうか。

まとめ

下手な教材なんて要りません。
ポケモンで強くなりたければ勉強のしかたを身につける必要性があり、楽しく遊んでいる中で教養が身についていきます。

もちろんポケモンだけやっていてはダメですが、ポケモンを経験した人に適切な本を与えれば、人生の攻略も上手にできます。

子供にいきなりビジネス本やお金の本を見せても興味を示さないことがほとんどでしょう。
でもポケモンなら興味をもってくれる可能性は高い。

もしかしたらバトルには興味をもたないかもしれませんが、自由度の高いゲームでもあるので、その子の興味がどういう方向なのかがわかります。
何に興味をもったとしても、子供の特技をとことん伸ばす教育法は効果的。
それもまたポケモンが証明しています。

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