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大阪ふたり旅again

目的がライブの
娘との二人旅アゲイン

今回は宿が鶴橋で
ひとまず10時には荷物を預かってくれるということで
そちらに向かうが、行くまでにディープな商店街内に入ったり迷う。
宿がめちゃめちゃ民家の中にある普通の建物なので、これ?って建物の前で開店を待つ。
10時になっても開かないので、電話してみると日本人の女性が
「スタッフが外国人で」と言う間にシャッターがあく。
「あ、開きました開きました。行きますね」と切る。
受付の男の子はフランス人で。英語と日本語とどっちがベター?と聞く。
簡単な日本語なら話せます と彼が言う。
簡単な英語なら話せます。で、
簡単な英語と日本語で会話していう間、娘は洗面所でメイクしていた。
「荷物を預けたい」ってことと
「チェックインぎりぎりの22時までに帰ってこれないかもしれない」を伝えると
あとで鍵をあけるコードをメールすると言ってくれるが、、なんだか心細い・・・。
あとで娘に、お母さんはフランス人の子にため口だったよね と指摘される。

なによっ、娘っ。外国人同士話す時は、なるべくシンプルな方がいいんだよっ。

そんなこんなで荷物を預けて身軽になった私たちは
ライブ会場への乗り換え場所でもあるなんばに行く。

道頓堀
たくさんの
人が橋の上で立ち止まってスマホをかまえている。
CARATもいるのだろう。ホシくんたちの映像も時々流れている。
カラコンが欲しいとねっちがドン・キホーテに行く。
外国の人ばかり。お客さんも店員さんも。
サイゼリアに入る。ここも店員さんたちは外国の人ばかり。
目薬がほしいとドラッグストアに入れば、お客さんも店員さんも外国の人で
コンビ二の店員さんも外国の人。

海外旅行に来たみたいだね(*'▽')



セブチのライブ後は、すごい人数がスタジアムを出て行くので、地下鉄まで行列ができて
身動きが取れない。先が全く見えず、どこにも身動きが取れない状態で長い時間恐怖で
話す力もなかったが、
なんとか地下鉄に乗れて鶴橋までたどりつけて、
朝荷物を預けたフランス人の男の子がドアを開けてくれた時はほっとした。
遅くなってごめんねと謝って、全然!と部屋に案内してくれる。
共有スペースでねっちとコンビニで買ってきたごはんを食べながら、
私はビールを飲む。
白人の女の子が携帯で英語ではない言葉で誰かと喋っている。
また別の旅行者の男の子たちがゴミを捨てに来たり、洗面したりしにきたり

海外旅行に来たみたいだね(*'▽')

そういえば、同じ趣味のはずのCARATたちはお互い会ってもにこりともしないんだけど
この宿で会う外国人旅行者の皆さんはみな、目を合わせてにっこりしてくれる。

疲れ果てて、シャワー朝でいい と 眠ってしまったが、ねっちはちゃんとシャワーにいって寝たらしい。
ちゃんと眠れたので、朝はめちゃめちゃすっきりしていて、元気が出てきた。


朝のドミトリーは誰かが作ったカレーに匂いがしていて、宿舎の窓は一晩中開けっ放しにされていたっぽい。
昨日が嘘みたいに、雨だった。
ああ、、コンビニに傘を買いにいかなきゃ 

そんな中、洗面所で長々と髪を結いメイクをしている娘は、
宿泊客の男の子に話しかけられたと言っていた。

フロントには昨日と同じフランス人の男の子がいて、
チェックアウトが11時なので、それまで出かけてくるね~って
雨の中、ねっちと鶴橋のコリアンタウンに出かける。

食べ歩いたり、宿までの商店街を歩いたりしているうちに鶴橋に愛着が湧いてくる。

「我が家」
宿の近くの韓国料理屋さん。
ホテルを「ひゃば、ないすでー」って後にして、お店に直行。

私たちは、ずっと食べたかったサムギョプサルを注文。

おじさんが、肉を焼き、食べ方を説明してくれる。


美味しすぎる

ねっちが、
「絶対ビール飲んだ方がいい」ってすすめてくる。

そんなわけで、午前なのに小ビールを頼む私。


ああ、、、めちゃめちゃ「旅行」って感じだ。ありがとう。
娘のセンスも、、ありがとう。


「かむさはむにだ」 と店主が言ってくれるので
「かむさはむにだ」 と返す。
本当は「ましっそよ」って言いたかったが、言えなかった。



もう、このまま帰りたいくらい美味しくて満足。

鶴橋を歩いていたら、同じ宿に泊まっていた外国人の男の子と会う。
歩きながら
彼が「どれくらいこっちにいるの?」と言うので
「Kpopのセブチのライブを見に来ただけやで。今日帰る」と答える。
「見に来ただけ?どこから?」と言うので
「めっちゃカントリーサイドやで。もっとイーストサイドのここ 」って教えてあげる。
いい子だったので、もっと話したかったけれど、交差点で別れた。
「ひゃば、ないす でい!!」って言い合って。

娘は、私がお金がなくてドミトリーばかり利用するので、こんな環境で宿泊することになる。
その中で、旅行者の外国人の若者たちがどうやって旅を続けているかを見る。
そんな中で、娘も、誰も何も気にしないドミトリー「気楽だ」と言うようになる。


1泊でもして、歩き、買い物をした、お店に入って飲食した、誰かに会った町。
たった一日でも愛着が、まして、そこで会った人がいたらなおさらその町を好きになる。
旅をしている若者を見ると
音楽もだけど
旅もまた、この世界を幸せにしていくものじゃないかと。


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