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#4 飛び出す勇気 〜ないやつは背中を押してもらえ〜


嫌な自分から飛び出す

誰しも、自分のことが嫌になった経験があることだろう。「あんなこと言わなければ。」「あんなことしなければ。」「今の自分は何もできやしない。」皆が考えたことがあることだと思う。しかし、自己嫌悪しながらも、実は自分はやればできる人間だ、自分は変われるのだ、と期待する気持ちも持ったことがあるのではないだろうか。

世の中の全ての事柄において、変化にはエネルギーが必要である(スピードを出す、音を出す、考えるなどなど)。なので何か新しいことに挑戦する、自分を変えるというのは勇気がいるし、しんどいものである。そういう場合、人間の脳は本能的に「やらない」という選択肢を導き出すため、自然と変わろうとすることをやめてきた経験が皆あるのではなかろうか。

あなたは今すぐスカイダイビングができますか?

(※注 スカイダイビングを何回も飛んでいるという私のような変人にはこの話は刺さらないので今すぐこのページを閉じてください。)

計60回のジャンプも1回目があったからできた。飛び出した先、空は綺麗で自由だった。


では一つ例えを出すので考えて欲しい。

「今から上空4000mに連れて行ってパラシュートもあげます。」

あなたは飛ぶだろうか。99%、答えはノーである。当たり前である。死ぬかもしれない。高くて怖い。パラシュートが開かないかもしれない。そもそもなぜそんな思いをしてまで…などなど。理由をつけると何個でも出てくる。
ではどうやって飛び出すのか。

できないことは助けてもらい、背中を押してもらうんです。

スカイダイビングで言うと、一人で飛べるようになるまでに最低6回はインストラクターと一緒に飛ぶ。(AFFという。)最初はタンデムと言って、インストラクターのお腹にくっつけてもらい、一緒に飛ぶのを2回ほど繰り返す。(芸能人がよくやっているので想像できるのではないだろうか。)

学生当時、私は栃木のスカイダイビング施設にてAFFを受講していた。初めて飛ぶ時のことは今でも覚えている。ジェットコースターが好きで、高所恐怖症もほとんどない私なので、正直簡単に飛べる物だと思っていた。飛行機が離陸し、上空4000mに到達してもなお、その気持ちは変わらなかった。そしていざ、飛び降りるために一部飛行機のドアがない場所に行き、飛ぶ直前になって思った。

「え、今からここに出るの?」

目の前には空だけ。例えるなら奥行きもわからない、未知のの水色の絵画が目の前にあるのである。とてつもない恐怖と緊張が体を走った。と、思ったらいつの間にか飛んでいた。なぜなら今はインストラクターのお腹にくっついており、後ろから押されると抵抗もできず、進むしかないからだ。

初めてのこと、しんどいこと、変わること。今いるところから飛び出すのは大変なんです。当たり前です。それができる人間は強いですが、大半はそうではないでしょう。私もです。

だから押してもらいましょう。押してくれる誰かを見つけるか作りましょう。そして飛び出しましょう。1回飛んだ後のスカイダイビングは、何回やってもそんなに怖くなかったよ。

これからの自分 〜押されて引っ込み、また押され〜

私はもともと人に興味がない自分大好き人間である。熱しやすく、冷めやすい。また、一人でしっぽりやるのがかっこいいと思うような痛い男である。(実際バーに一人で足繁く通っては、渋い男を演じていた。)

だが、今G'sアカデミーでいい刺激を受け、前向きで素直、そして色々なことを発信し、たくさんの人と繋がれるよう、元の自分から飛び出そうと努力している。この人は合わなさそう、これは自分にはできなさそう、しんどい。そんな自分から飛び出したいのだ。

幸い、ここには私の背中を押してくれる人たちがいる。ロールモデルを示してくれ、憧れを抱かせてくれる人。常に明るく、みんなを巻き込み、いい雰囲気を作ろうとしてくれる人。自分の発信にいつもリアクションをくれる人。こんな人間を褒めてくれる人。

そんな人たちに、私の背中は常に押されているのだ。

私もそんな人間になれたらと願い、明日からもやることは一つです。

そうです、スカイダイビングです。


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