灰色だった鬱だった頃の話

noteにも何度か書いてますが今から思えば
私は割と長らく鬱状態にあったと思います。
妊娠中から出産までも見事に。

今回、第二子となる息子を妊娠して出産したことで
初めて自分がやっぱし鬱だったんだと自認しました。

と、いうのも。
今、第二子は5ヶ月になりますが
妊娠がわかって、5ヶ月の今日まで
気分が楽しいことばかりだからです。

鬱じゃない妊娠生活や出産育児って
こんなに楽しいのねって毎日思ってます。
鬱の時は全てが灰色だったんですが。

ーーー

上の子供を妊娠した時は
不妊治療の末できた子供で
(顕微授精でした)
それまでの治療期間にもかなり
精神的には追い込まれている中での
妊娠でした。

「絶対に無事に産みたい」気持ちばかりで
毎日を過ごしていました。
正直、悪阻もなく何の問題もない妊婦生活でしたが
仕事に行きながらも毎日ピリピリしてました。
通勤電車で座れず、しんどいなと思えば
イライラして当時やってたTwitterに愚痴。
(また、マタ垢だったのでいいねが割とつく)
仕事で少し立ち仕事したらピリピリ。
本当に毎日ピリピリ。
マタニティフォトとか撮ったり
楽しんでるフォロワーさんを見ても
他人の幸せそうな空気にもピリピリ。

挙句に予定日も超過して
Twitterでは大荒れ。
今から思えばあの頃私をフォローして
励ましてくれてた人たち本当に良い人。

結局緊急帝王切開にもなりまして
(助産師さんに謝罪されたことにより私のお産は失敗だったのかな?と思ったりもした)
そうなると普通に下から産んだフォロワーさんとの
間に勝手に自分の中で劣等感を持って
次は母乳育児がうまく行かず、すぐに完ミになって
完母のフォロワーさんに勝手に劣等感を…

私の上の子の出産から育児については
そうやって自分で自分を追い込みながら
他者と比べ続けて全く楽しめませんでした。
元々、不妊治療で追い込まれておそらk
基本ベースが鬱気味だったのも良くなかったのと思います。
Twitterにも依存しつつもそこで更に
勝手に追い込まれていました。

鬱状態で子育てしていると
子どもが泣くだけでパニックになるし
何で私ばっかりこんな思いをしてるんだろう…
と、何だか泣けてくる毎日でした。

夫もその頃は初めての子育てだけど
夫は私に対して「しっかりしている人」
という印象を強く持っているので
私のことをある意味全面で信頼し
ある意味あんしんして任せていることは分かっていて
私は夫の私に対する評価についても
裏切りたくなかったので弱音は
Twitterに書きつけていました。

「子育てにはTwitterがオススメ」
と、良く言いますが
当時の私にはTwitterだけが私の
弱い部分を八つ当たりできる場所にしていました。
これが結果的に良くなかったので
自分も自分以外の人も大変傷つけるSNSとなりましたが
まぁ、これはまた別の話で。

鬱状態にある時って
本当に妊娠期間も何度でも言いますが微塵も
幸せに思えないんです。
当時お世話になっていた産科の先生に
「初めてのお産なのに何も質問もしない人」
と思われていたことを後で知りました。
産むことについて今から思えば
何の希望も楽しみもなかったです。

大きくなるお腹に愛おしい気持ちもなく
産まれてきて可愛いと思う気持ちはあるけれど
当時いろんなフォロワーさんや
地域の子育てイベントへ行っては
「大変だけど、可愛いでしょう。」
と言われるたびに、本心ではそう思っていない自分が
よりダメ人間に思えてしんどかったな。

子どもが成長していくにつれて
「なんて大それたことをしたんだろう。」
と言う気持ちばかり隣り合わせに抱えていて
本当にしんどさしかない状況にありました。
「可愛いわよね。」と言われるたびに
真綿で首が締まっていくような感覚で
上の子が7ヶ月過ぎたくらいから
フォロワーさんたちと遊んでいても
うまく話せもせずうまく笑えてもなかったと思います。

鬱状態って顕著にいろんなことに出てしまって
もちろん対人関係のトラブルも増えたし
またそのトラブルで自分がさらにしんどくなったり
そのしんどいを伝える相手もいなくて
孤立した気持ちになるし
家でこどもと2人でいるのがとにかくしんどくて
少しでも出かけようと思うんだけど
鬱の時ってなったことある人はわかると思うけど
信じられないくらい体が重たくて…
体が重たいからでも家でこどもといると辛くて
Twitterにぶつけての悪循環になりました

鬱状態だからドラマ見たりとかほんと出来なくて
(見ていても内容がどんどん頭から滑り落ちる、余談だけどだからあな番に私は乗っかってなかったw)
夫が22時くらいに帰ってくるまで
兎に角こどものことを何とか
大袈裟でなくいのちからがらやり遂げて
夫が帰ってきても夫も疲れているから
何も話さず寝るの繰り返しで
当時の写真とか振り返ってみたら
髪はボサボサで顔も死んでるし
その癖ストレス太りでパンパンだったなぁ…

とにかくこどもは可愛くないし
少しでも楽しくいたいと思って
色んな人と出かけたりうちに来てもらっては
結局「疲れたな」となったりして
SNSに依存して、でもそれが原因で劣等感持って
イライラしてのエンドレス

初めてのこども、きっと最後のこども
(男性不妊だったし1つしか受精卵なかったからそう思ってた)
だから楽しい思い出たくさん作らなきゃって
気持ちばっかり先行して、自分が本当は何をしたいのか
どんな母親でいたいのか分からないまま
ずっとトンネルのなかで育児をしていました。

鬱状態での妊娠出産育児は地獄だったなと
今でも思います、振り返ってもしんどいことしか思い出せない。

上の子の可愛い0歳〜1歳半くらいを
暗くて辛いしんどい思い出にしてしまいました。

ーーー

下の子を授かることが出来て
(治療もしなかったので妊娠までも苦労なかった)
自分には縁が無いと思ってた
妊娠検査薬を買っての検査をした日から
仕事も同じ場所でやっていたけど
今回の妊娠期間は毎日毎日ニコニコ楽しかった
記憶しかなくて(コロナ禍だったのに)
産まれたらあれしたい、これしたいって
沢山夢を描いて、産まれてからも
泣き声すら可愛くて、感じ方が全く違う毎日です。
もちろん2人目で既知のことだからというのも
あるとは思うけど、一番はやっぱし
鬱じゃないからかなーと思ってます。

ーーー

こんなに子育てが楽しいなんて
初めて知ったよって思える毎日で
やり直せるのなら上の子の全てを
やり直したいと思うくらいだけど
時は帰らないのでこれからを楽しみたいなと
そう強く思ってます。


余談だけど、Twitterも今は鬱じゃ無いからか
適度な距離感で利用できてて
色んな人と話したりいいねし合うのがとても楽しい。
これも上の子の時に出来ていたなら
きっとずっと知り合った人たちと楽しく
過ごせていたんだろうな、と思います。

まぁ、これもこれからを大切に。
また会えるような人と知り合えたらいいなと
密かに思ってます笑。

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