アリババ、サンアート・リテールを買収

「要約」

中国ネット通販最大手のアリババ集団が生鮮品に本腰を入れる。19日、36億ドル(約3800億円)を投じてスーパー大手のサンアート・リテールを子会社化すると発表した。新型コロナウイルスの影響から、家電や雑貨に加え生鮮品の販売もネットにシフトしており、事業者にとっては新たな競争分野になってきた。

「見解」

アリババ集団がサンアート・リテールを子会社化したことは、業界にとって大きな変化となるだろう。アリババ集団のもつデジタルのアセットや顧客数と、サンアート・リテールのもつスーパーの数は膨大であり、またスケールメリットによる事業のさらなる拡大が予想されるからだ。競合は、顧客のロイヤリティを高めることで対抗すべきだ。



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