【アイドル地獄の裏側】ZOC解体の真相 - 大森靖子のパワハラが引き金に
導入
大森靖子がプロデューサー(ZOC的にいうと"共犯者")を務めるアイドルグループZOCが、メンバー3人の脱退と1名の体調不良を発表しました。現体制での活動は休止ということなので、実質解体と言ってもいいでしょう。
ZOCは2018年に始動したグループです。デビュー当初は、戦慄かなの・香椎かてぃという人気メンバーを筆頭に、若い女性からのカルト的な人気を集めました。大森靖子のつくり出す世界観は、今までのアイドルと一線を画しており、ミスiDや神聖かまってちゃんを好む女性層の心を掴みました。2020年10月にはエイベックスでメジャーデビュー。
その人気ぶりとは反して、メンバーが相次いで脱退をしています。
円満に退所したメンバーがいないというのは異常だと思い、本記事でまとめていきます。
メンバー脱退の事実(今回の3名の件)
ことの発端は2024年2月27日深夜にメンバーの西井万理那がInstagramのストーリーズに誤爆したことでした。動画の内容は同月25日に行われたQUEEN OF TONE TOUR FINALの楽屋で大森靖子と思しき人物が声を荒げている様子を写したもの。西井はその後、「わたしの不注意で学校の友達だけのインスタアカウントが拡散されてしまいました」と説明。
しっかりと魚拓はとられており、動画はあっという間に拡散されました。大森靖子のパワハラ音声と思しきものは以前も拡散されたことがあり(その当時は真偽不明として有耶無耶になった)、ファンの中では「またか」という声も目立ちました。
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2024年2月28日には鎮目のどか、巫まろがインスタライブをしました。まろのインスタライブは残っていたたリンクを貼ります。姿は見せなかったものの、声を震わせながら「名前とか出したら訴訟するって脅迫されている」と前置きをした上で、「これ以上発狂されたら怖い」「本当に洗脳と一緒」などと語っていました。
その後西井「逃げます」、鎮目「みんなからのdm泣いちゃうよほんとにごめんね」、巫「黙っていて守れるのはグループ内のポジションくらい もうどーでもいいです」とポスト。藍染カレンは今までどんなトラブルがあったときも沈黙を貫いていたのに、今回はサブ垢でポスト。雅雀り子も思い詰めた様子。
(プロデューサーの大森靖子は声明を出さず、ルーティンのおはようツイートのみ。メンバーで黙っているのは3ヶ月前に加入したばかりの荼緒あいみだけ)
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2月29日 大森靖子が声明を出しました。なにやらポエムモードです。
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3月7日、ZOC公式より巫まろ、西井万理那、鎮目のどかの3月31日をもっての退所を発表しました。
(余談)大森靖子の夫、ピエール中野は以下のようにポスト。いつものように妻側に立つスタイルをとっています。
過去の脱退者・トラブルを時系列で説明
脱退者1、葵時フィン(2018年10月11日脱退)
デビュー準備中に脱退を決めたフィン。その後、大森靖子はブログにて「フィンがアイドルをやりたいと言ったからグループに入れてあげた/愛着に問題があったので脱退した」と発信します。また、大森靖子は戦慄かなのと生放送番組でフィンの脱退の愚痴を言っていました。
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脱退者2、兎凪さやか(2019年12月23日脱退)
唯一平和に脱退したかもしれない。当時、19歳8ヶ月だったさやぴが飲酒していると週刊誌が報道し、その後すぐに脱退が決定しました。看護師学校との両立が大変そうで、イベントも休みがちだったので、それ以外の理由もあったのかもしれません。
その後、完全なる上位互換の巫まろがイメージカラー:白で加入したため、体よく追い出したのではないかと少し荒れました。
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脱退者3、戦慄かなの(2020年7月8日脱退)
戦慄かなのがアウトデラックスで「大森靖子はメンヘラの神様」と言った放送日から、あれよあれよと脱退が決まりました。
戦慄は大森靖子に対して「鞄を壁に投げつけられた」などと日常的にハラスメントがあったことをツイートしております。
この際、西井が「戦慄かなのは薬をやっている」とのツイートをし、全面闘争状態に。結果和解をし、ZOC側は謝罪文を出しました。
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脱退者4、香椎かてぃ(2021年2月8日脱退)
戦慄かなのと仲が良かったかてぃ。かなのは脱退後も「かてぃが心配」などのツイートをしていますが、案の定病んでいるインスタのストーリーの投稿をし、そのままフェードアウト。卒業後、うつ病を告発しました。
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巫まろ、パワハラ音声の流出(2021年8月13日)
巫まろと大森靖子の会話と思しき音声が公開され、炎上しました。こちらに関して公式は声明を出さず、その代わりに巫まろと大森靖子 (ZOC)『僕達のおんがく』というMVを公開しました。
歌詞はこんな感じ
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脱退者5、吉良乃ジョナ(2022年5月28日活動終了)
かてぃが脱退した後のタイミングで加入。半年足らずで活動終了しました。MVとしてジョナが映っている作品はありませんが、「わがままパジャマ」には音声のみ残っています。0:46「愛情入りでどうぞ」はジョナの声だと噂されていますが、本当に声がいい人だったことがわかります。
脱退時には以下のようにツイート。
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ZOCの抱える構造的な問題
荻上チキは、ZOCに関して
・共犯者という立ち位置のパワーバランスがある。権威と権力の勾配がある関係であるにもかかわらず、大森靖子はメンバーに対して声を荒げるなどをしており、それはパワーハラスメントになりうるのでは?
・説明が足りていない。トラブルが起きた後に原因究明や再発防止策が練られないまま有耶無耶にしている。
という点に問題があると言っています。
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また、ZOCには、大森靖子に対等に意見できる大人がいなかった点も問題だったと思います。マネージャーの大内ライダーは大森靖子と旧知の中ですし、ピエール中野もいつも大森靖子の味方。彼女の行き過ぎた言動にストップをかけられる人が一人でもいれば変わっていたはずです。
結び(一人の戯言)
フィン脱退の段階で、大森靖子が年下の顔が可愛い女の子たちと一緒に何かを作るというのは向いていないと思っていました。
それがズルズルとこうして活動を続け、最終的に幕を閉じてしまったことが悲しいです。今振り返っても、ZOCはメンバーや楽曲の方向性はとても良かったので、天下を取れたと思うので。
大森靖子の盲目ファンも同罪だと思います。
悪いことはきちんと悪いと言い、「せめてシンガーソングライターに戻って」「せめて楽曲提供だけにしたら?」などと客観的な意見を言える、バランスの取れたファンであるべきだと思います。
大森靖子のプロデュースにおいて、今後の改善点をいくつか提案いたします。まず、ファンとのコミュニケーションにおいて、批判的な意見をブロックせずに受け入れて欲しいと思います。否定的な意見を取り入れ、建設的な対話を促進することが、アーティストとしての成長に繋がるのではないでしょうか?
大森靖子は自分が破滅的な行動をして、それでもファンで居続けている人を愛するという踏み絵みたいなことをしていると思います。今回の件も、盲目ファンは以下のようなことを言っていますが、それはセカンドハラスメントでは?
「脱退者は結局青春をしたかっただけなんだね!靖子ちゃんがかわいそう!」「靖子ちゃんは悪くない!」「靖子ちゃんの才能を借りて知名度が出て良かったですねw」
プロデューサーとしての大森靖子は、自身の得意分野である楽曲提供に重点をおき、グループ活動においては専門的なスタッフを活用することで、メンバー全員が満足できる体制を構築することが望ましいと思います。
鎮目のどかは15歳からZOCに入りました。未成年のメンバーを含むアイドルグループのマネージメントにおいては、安全面に十分な配慮が必要だと思います。育ちの良さそうな女の子を上京させて、このような結末になってしまうのは可哀想過ぎます。彼女は今後、より良い人生になることを祈っています。
巫まろ、西井万理那、鎮目のどかの三人の勇気ある告発を応援したいと思い、この記事を書きました。
被害を受けたアイドルたちがまた輝かしいステージに立てる日を待っています。
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