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安心してください!PayPayも相続できます!

相続は、相続が始まったときから、亡くなった人の一切の財産を相続します。厳密に言えば相続できないもの(免許証とか資格などの一身専属権)もありますが、ほぼ全てのものを相続します。お金などのプラスの財産を相続するほか、借金などのマイナスの財産も相続します。

財産を相続するということは、現金のように使えるものは相続できそうですが、「電子マネーやポイントってどうなるんだろう?」と気になったりしませんか?最近は現金より電子マネーを使う人も多いのではないかと思います。電子マネーを多くチャージしたまま亡くなってしまったらどうなるの?心配ですよね。

電子マネーやポイントが相続できるかは規約による

結論から言えば、今過渡期で、電子マネーやポイントは発行しているところの規約によるので、一つ一つ調べる必要がありそうです。ポイントなどもちゃんと相続できるよ、と約款に明記されているところもあり、そのようなポイントは手続きすれば相続できます。

PayPayは相続できる

電子マネーの業界最大手は現在のところPayPayですが、PayPayの規約を見てみましょう。安心してください。以前は相続できなかったPayPayも2021年より規約が改定されて、ちゃんと相続できるようになっています!

PayPay残高利用規約
・残存するPayPayマネー、マネーライトを相続または承継できることを明文化(第5条 権利義務などの譲渡の禁止および相続)。

2021年1月15日:PayPay利用規約改定のお知らせ

相続できるPayPay残高

PayPay残高には種類があり、それぞれ有効期限や使える機能が異なりますが、本人確認が必要な「PayPayマネー」、本人確認不要で口座にチャージした「PayPayマネーライト」のどちらも相続できるようになっています。

PayPayマネー
本人確認後、以下のチャージ手段でチャージした残高です。
・銀行口座
・セブン銀行ATM/ローソン銀行ATM
・Yahoo!フリマ/Yahoo!オークションの売上金
PayPayマネーライト
以下のチャージ手段でチャージした残高です。
・PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)
・PayPayクレジット
・ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い

PayPay残高とPayPayポイントとは

PayPay銀行の相続手続き

PayPay銀行に口座がある方が亡くなった場合は、相続受付フォームより連絡、手続きとなります。以下のリンクをご参照ください。

今回はPayPayについてまとめてみました。ほかにも気になるカードポイントや電子マネーについてまとめていきますね。


追記:次は「LINE Pay」の相続を調べようと思っていたところ、記事をUPした本日(6月13日)、LINEヤフーとLINE Payは日本国内におけるモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を2025年4月30日までに順次終了することを発表しました。今後希望するユーザー向けに「LINE Pay」の残高をPayPay残高に移行できる機能の提供を予定、PayPay残高への移行機能の手続きの詳細は、2025年2月末までに特設サイトで発表するようです。


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