木曜日の朝に。 31朝
「おはようございます。」
ようようお布団からでて、やかんのかかった石油ストーブにライターで火を付ける。
もっさんもっさんの寝ぐせで白湯に、レモンとひとつまみの塩(天然の粗塩ね)を入れ、フーフーと啜る。
小さなフライパンを熱しながら、卵を二つ割り、ちょろんと醤油をひとまわし、カシャカシャカシャとリズムを刻む。
テスト期間中でストレスがMAXな次女は、なんというかノルカソルカで。
「明日から12月だよ」へのリアクションを、「えぇぇっ!!!」
と、身体を前後バインバインさせてとる。
キメ顔がうるさい。余韻が長い。あげく、
「これのコツは左足を半歩出して─」
と、三女へレクチャーしたりしだす始末。
時間ないってば。。
「おいももなか*買っといてね」
と、何とか間に合って出かけていった。
先週から一昨日まで学級閉鎖だった三女は、結局、元気なまんま(クラスで10名だけだったらしい)、まるっと1週間おやすみで。その間、私も家で仕事をしていたのだれど。
暇すぎた三女は、ようやく部屋の掃除に取りかかりはじめ…そのうちガタンゴトンと大きな物音がしだして、おもむろに大規模な部屋の模様替えをはじめていた。
どれどれ…と見に行くと、あらスッキリ!
ベッドと机の位置がガラリと変わり、物が減り、ピシッとあるべきところにあるべきものが収まる部屋になっていた。
こたつでウダウダしていたり、アニメやゲームをダラダラしていたりするけれど、彼女はきっと、基本キチッとしておきたいタイプなんだろう。
部屋の状態に、その主の心理状態が表れるというし。
そうなんだよね…。
何を隠そう今の私の部屋は、机には書類だの、お土産だの、手紙だの、文庫本だの、キッチンペーパーだのが…
床には、脱いだニット、英字新聞(包装用にかわいいと思って)、脱いだDIESELのジーンズ、なんかの箱、読みかけの本…
片付けます。片付けます。ますとも。ええ。
休みになったらたぶん。休みよ!来い!
そんな、若干お疲れ気味な今朝は、この曲で元気出そう。
SUKISHA(数奇者)くん、お洒落だ。
𝐇𝐚𝐯𝐞 𝐚 𝐧𝐢𝐜𝐞 𝐝𝐚𝐲🎧
朝の通勤道は、オレンジ色のタオルを片手に歩く作家さん風な男性の首には黒のネックウォーマー、施設のバスを待つ赤い野球帽の女性はカラシ色のニット帽になった。
山々は濃い赤や茶色く深くなって、落ち葉が道端にフカフカと積もっている。
そうか、
明日から12月だ。
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おいももなか*
次女と三女が「これがあればがんばれる!」と楽しみにしているご褒美アイス。
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