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万年筆とペン先の太さ/2022-2-21

よく使うペンの太さ

ペンを使う際に,しっくりくる筆記線の太さはどれぐらいだろうか。

私は,ボールペンの場合は0.7か1.0であり,万年筆の場合はM(中字)かB(太字)が多い。

ちなみに,シャープペンは0.7mmが好きなものの,替え芯の入手性とペン本体のバリエーションから,0.5mmを使うことが最も多い。

このように,私は太字のペンを好むようだ。

しかし,最近は,ジェットストリームエッジやオレンズなど,細字のペンが主流であるようにも感じられる。

注釈を入れる場合などはやはり細字が便利なものの,罫線などは無視して白紙の紙に書き出すことが多いため,結局は中字以上のペンを利用することが多くなってしまう。

ちなみに,毛筆に関しては,私は仮名書道をよくするため,細い筆を使うことが多い。ある種の例外だ。

万年筆の太さと描き心地

万年筆を使う際は,特にM以上のものを使うことが多い。

特に,セーラー万年筆のプロフィットライト太字を購入してからは,太字を利用することが一番多いように感じる。

中字以上の万年筆のいいところは,インクの流れが淀みなくスムーズに流れ,はっきりとした色が出ることだ。

細字(F)の万年筆は,若干引っかかるような感じがするとともに,インクの色がどことなく薄く感じることがる。

白紙のA4用紙に思い付いたことを次から次に書き出すことが大半なため,使用方法から見ても中字以上のものが性に合っているのだろう。

しかし,ウォーターマンの万年筆に関しては,海外製品ということもあり,国内品よりもペン先が太めに作られていることもあり,細字を愛用している。

極細字にあたるEFの万年筆は,ペリカンのm205とパイロットのコクーンを所有している。

例によって,ペリカンは若干太めだ。

コクーンに関しては,調子が悪いため最近は利用していないが,かなり細いため若干持て余していた感がある。

以前愛用していたMはちょうどよかったが紛失してしまった。幾度か購入を検討するも,カスタム74のMを愛用していることもあり,毎回購入を断念している。

パイロットに関して言えば,最近は極太字(BB)や特太字(C)がかなり気になっている。

太字の万年筆は,濃淡が現れやすいことに加え,書いているというよりもインクを流し込んでいるような感覚があり,書いていて心地よく感じる。

ペンなんて書ければいいという人も中にはいるが,普段からよく文字を書く私にとっては,描き心地の良さはかなり重要な要素となってくる。

また,ふと手の力とともに筆圧が入らなくなってしまうことがあるため万年筆を愛用している私は,インクを流し込むかのようなスムーズな書き心地はついつい求めてしまう。

最近は硬めのしっかりとした紙に文字を載せる感覚が気に入っていたが,柔らかくふわふわした紙に太字のペンで書くことに興味がある。

万年筆のペン先,ペン軸だけでなく,紙やインクとの相性など,探求はまだまだ続きそうだ。

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