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クラクフからバスでアウシュビッツへ【ユーレイルパス2ヶ月旅】

10/3 クラクフ駅到着後、駅内で朝ご飯を買い、20分ほど歩いて宿へ。9:00頃宿へ到着。

チェックイン前にひとまず荷物を預けていると、友達の友達(ロンドン在住の日本人:りさ)が挨拶をしにやって来ました。今日から数日間、女3人旅の始まりです。

私は、初めましてでしたが、とても気さくで面白くて可愛らしくて、すぐに仲良くなることが出来ました。

りさは2年前に一度アウシュビッツに行ったことがあり、ポーランドが大好きで、今回は案内をしてくれることに。

そして、たまたま宿に泊まっていたフランス人の男性(日本人の彼女がいるらしい:ジョフルア)もアウシュビッツに行きたいとのことで、一緒に行くことに。彼もアウシュビッツへ行くのは初めてだそうでしたが、小さい頃から学校で学んだ知識を沢山教えてくれました。

無料ガイドをいっきに2人もゲットしたラッキーな私達でした!


一旦クラクフ駅へ向かい、アウシュビッツ行きのバスを探しました。アウシュビッツ行きのバスはいくつかありましたが、値段もそれぞれ違うので、近くの人に聞いてみた方が良いです。

チケットカウンターでチケットを買い、時間まで待機していましたが、乗り場へ行ってみると、バスではなく乗合ワゴンでした。まあ乗れれば何でも良いのですが。片道一人たった12PLN(326円程)でした。

11時に発車し、到着したのは12時半頃でした。フリーチケットをもらいに行くと、まさかの事態が!


アウシュビッツ1にフリーで入れるのは10:00amまででした!
10:00am〜16:00pmはガイドツアーのみ。


ひとまずお腹が減ったので、近くの食堂のようなレストランでお昼にすることに。キャベツとベーコンのスープがめちゃくちゃ美味しい〜〜。ポーランド料理は、ハズレなしでどれも美味しいのですが、特にスープとダンプリングがオススメです。


アウシュビッツ2はフリーで行けるとのことでしたので、シャトルバスに乗り、先に2へ行くことに。

1だけでは、収容しきれなくなり後から2を建てたそうです。

2はとっても広くて、2〜3時間かけてぐるっと回りました。

人々が電車に詰め込まれて降ろされた場所、到着後すぐに殺される対象となった人々(子供・女性・お年寄り)と、体力があり働かされる対象となった男性陣とを仕分ける場所から、彼等の寝床、ガス室、ガス室へ入るまでの待機場所、死体処理場など…自分と同じ人間によって行われたとは思えないような事実の数々と、自分と同じ人間が味わったとは思えない程の悲しくて苦しい現実を見せられました。

同じ人間として、知っておくべき、そして忘れてはいけない過去だと痛感しました。


それでも月日の経過によってなのか、緑は豊かで、太陽の日差しが差し込めば温かみの増した草原が広がり、思っていたほど暗い場所だとは感じませんでした。

この広大で美しい自然に囲まれた土地を、もっと違う美しい場所として使ってほしかったと心から思いました。

りさが2年前に訪れた時よりも、入れなくなったエリアが増えていたようで、建物の劣化も進んだようでした。


16時になりアウシュビッツ1へ。無料チケットをゲットして中へ。
1には、人々が収容所へ到着後に奪われたカバン、眼鏡、鍋、靴、ブラシなどが大量に展示されていました。一番怖くて驚いたのは、大量の髪の毛…と身体障害者の方達の義足や杖。

こんなに大量の物資を取り上げて、大量の人々を殺すことにはかなりの労力と手間がかかったはずです。そこまでして自分が生き残りたかったのか、と改めてヒトラーの冷酷さを思い知りました。と同時に、それだけの部下を自分に従わせることが出来たヒトラーの絶対的権力は、ある意味凄いものではないかと思いました。


閉館の18:30ぎりぎりまで4人で見て歩きました。
これでも時間は少し足りないくらいでした。

帰りはその辺に停まっていたクラクフ駅行きのバスに乗車。一人15PLN(408円程)でした。

アウシュビッツへ行く際には、1日空けておくことをオススメします。


残酷な過去の歴史を引き継いでいくことももちろん大切ですが、いつかここにある建物が全て崩れた時には、せめてアウシュビッツ2だけでも再建せずに、美しい場所へと生まれ変わってほしいと思いました。


クラクフへ着いたのは20:30頃。本当は今日は韓国料理屋さんへ行く予定だったのですが、既に閉店時間を過ぎていた為、一度宿へ戻り、チェックインをした後に、ジョフルアのオススメのポーリッシュレストランへ行くことにしました。

左上:牛タンとグレービーソース&マッシュルーム(サイドディッシュ)+ザワークラウト(サイドディッシュ) 24PLN
左下と右上:ビーフストロガノフ 各21PLN
右下:グーラッシュ&ピクルス(サイドディッシュ) 18PLN
・キャベツとマッシュルームのダンプリング 1/2 7.5PLN
・ほうれん草とフェタチーズのダンプリング 1/2 7.0PLN
・アップルパイ 12PLN

4人でこれだけ頼んで110.5PLN(3,000円ほど)

本当に驚きの安物価…!そして美味しいんです本当にポーリッシュ料理…。

グリューワインも1杯10PLN(317円)

幸せディナーでした。

ジョフルアが自分の分だけさっさと現金で支払いを終えて、外でタバコを吸い始めたので、友達が残りをまとめて支払い宿へ。

レシートを見て3人で首をかしげる…196PLN…?そんなに食べたっけ?日本円で一人1,800円くらいやで?ん…?腑に落ちないままもう疲れていたので宿へと戻りました。



【次回予告】ユーレイルパスで2ヶ月のヨーロッパ鉄道の旅〜どれだけ元をとれるのか〜クラクフ編:ヴィエリチカ岩塩坑へ、女3人のクラクフ大奮闘記(私達の観光時間どうしてくれるのよ)・でもやっぱりポーランドは好き

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