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いま空がきれいです

空を見るのが好き。
風向きや気温なんかでころころ変わる雲のようすを見ているだけで楽しいし、癒やされる。
そしたら次は雲の形状や状態を詳しく知りたくなる。
なぜ雲はあんな風な形なのか、なぜあんな風な模様を描いているのか。そして、そういう雲が出来たときは気候などにどういう変化があるのか。
そういうのを勉強して知ることが、楽しい。実生活でそんなに役に立つものでもないけど、別にそれを目的としてるわけじゃないし、それでいい。

昔、「トリビアの泉」というテレビ番組内の「トリビアの種」というコーナーで、「80歳以上のお年寄りが嘘だと思うことわざ第1位はなにか」という検証が行われた。80歳以上の人生経験豊富な方々なら、数あることわざの真理にたどり着いているだろう、という発想。
その中で、7位にランクインしたのが「好きこそものの上手なれ」ということわざだった。(ちなみに1位は「果報は寝て待て」)
僕は1位のことわざよりもその7位にランクインした「好きこそものの上手なれ」のことをとてもよく覚えている。なぜなら、僕は「好きこそものの上手なれ」ということわざをとても信じていたからだ。

「好き」という気持ちがあれば、その対象について自然と理解を深めることが出来ると僕は今でも思っている。というか、好きじゃないと出来なくない?とまで思う。

ではなぜ、人生の先輩方はこのことわざを嘘だと思い、7位に上り詰めるまでに挙がったのだろう。
はっきりとした理由はうろ覚えだけど、たしか「そんなことはないから」という理由だった気がする。好きだからって上手になるわけじゃないから、という。

でもさ、好きなものを信じられないなら、いったい何を信じれば良いんだろう。

好きすぎるが故にしんどくなってしまう時もあるけど、それでも好きなら自然と頭がその事を考えてしまうし、離れられない。それは、その好きなものを信じているからだと思う。ただただ静かにそこに立っていて、優しい顔を向けている。

ああきっと、行くところまで行けば「好き」とか「嫌い」なんてのは無いんだな。そういう次元じゃないところで思考が働いていているのだ。呼吸をすることが好きという人がいないように、当たり前のこととして身体に馴染んでいくのだろうな。

だから、「空が好きだ」なんて言ってるうちはまだアマチュアなのだね。きっと。

さて、24日月曜日は「中秋の名月」だそうです。いわゆる「十五夜おつきさま」ですね。
普段空をあまり見ない人も、せっかくなので見てみてはいかがでしょ。三連休の良い締めくくりになりますよ、きっと。
まぁ、明後日なんですけどね。笑

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