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Nikki0923.

大崎善生さんの「アジアンタムブルー」という小説を読んだ。
ずーっと前に装丁とタイトルが好みで買っていた本だけど買ったまんまアホみたいに寝かせてて、やっと読めた。
それだけ寝かせて熟成させてたからか、ものすごくいい作品だった。どんな話か全然知らずに読みはじめて、どんどん世界に入り込んで行った。途中まで読んでたのを、昨夜一気に読んでしまった。気付いたら深夜の3時を過ぎていた。

そんな風に読書に夢中になって迎える深夜の時間が、なんだか好きだったりする。暗すぎるくらい暗くて、静かすぎるくらい静かな、奇妙な時間。
ああいう時間帯に身を置くと、時間の流れ方は同じようで違うなあと感じる。遅いとか早いとか、そういう絶対に逃げられないスピードから逃れられた気がするのだ。

僕の中にはそういう、中学二年生みたいな感覚が息をひそめてるきらいがある。
イタいなぁとは思うけれど、そんなイタさも含めて、面白がれるようになった。イタいなぁと思えてるなら大丈夫だろう、と。

これから着実に気温が下がっていき、どんどん冬になる。冬の深夜はまたいっそうと良い。中学二年生がイキイキとする。

えっと、何の話をしていたのだっけ。笑

とにかく、「アジアンタムブルー」おすすめです。映画化もされてるそうだけど、大崎善生さんの文章がすごく良かったから観ないでおこうかな。少なくとも、もうしばらくは。

#日記 #雑記 #エッセイ #読書 #読書記録

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