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daily and diary

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にちじょうの、にっきです。
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2018年12月の記事一覧

さよなら、僕のミニディスク。

昔はなんにでも、好奇心が赴くままに色々なコンテンツを貪っていたように思う。ネット界隈に蔓延るくだらない情報やステマにさえ。 一番思うのはやはり音楽で、高校生の頃なんてのは、気になったバンドがあれば学校の帰り道にあるTSUTAYAに制服のまま立ち寄り、なけなしのお小遣いから(お小遣いなんてのはほぼほぼ無かったけどw)捻出し、5枚パックレンタルを酷使し、帰宅するとすぐにMDに取り込む作業に勤しんでいた。 それから時代はすぐにハードディスクの時代になったから、MDなんてのをガンガン

新手の拷問。

引越しをした。 話せば長くなるけど、両親が30年前に建てた、僕にとっての実家を引き払う事にしたのだ。 この引越しにまつわるエトセトラは先に書いた通り話せば長くなるし、話しても特に面白くは無いので割愛する。端的に言えば、『色々な事が重なった』という事である。 話をしたいのは引越しの事ではなくて、その引越しに伴う弊害についてだ。 よくこのnoteに「ネットもいいけど本当に大切なのは今この目に映ってる現実の世界やで…そこんとこわかっときや…」的なことを拙いながらも書いているけど

話したいことのほうが多くなるかな。

父の父、つまり僕からしたら父方の祖父であるが、その祖父が亡くなり、いよいよ火葬する、という時。いわゆる、最後のお別れと言えるのだろうか。その瞬間に、父が顔をくしゃくしゃにして涙を流した。それはほんの一瞬のことで、火葬を待つだけの、あの独特にくたびれた部屋に戻った父は、いつも通りの顔をしていた。 思えば、父が祖父と別れの際に流したあの涙を見たのは、もしかしたら僕だけなのかもしれない。 父はその夜、アコースティックギターを手に取り「親父が死んだ後は手続きやらなにやらがとてもめ

ジイよ、ありがとう(下書き消費②)

スーパーでお惣菜を物色していると「これは美味しそうね!!」というジイさんの声が聞こえてきた。なんじゃらほいと声がした方に目を向けると、たった今出来上がったであろう弁当を店員さんが陳列しに惣菜コーナーに来ていて、その弁当を見たジイが思わず放った一言らしいということが分かった。 ありがとうございます、とにこやかに対応する店員にジイは続けざま、「いくらね?!(おいくらですか?の意)」と声をかけている。声がデカい。別にいいけど。 すると、やや間があって「なんね!これ値札が付いとらんた

敬語マン。(下書き消費①)

気温がすっかり下がった。朝とか寒いくらい。 季節の変わり目に降る雨は、次の季節を連れてくるんだなぁと思いながらTシャツと短パンで過ごしてたりする。まだ…まだ安心出来ない。それくらい暑さに敏感で、汗をかくのが嫌なのだ。 夏の最中からひとつ動き出していた事柄があって、それにやっと取り掛かることにした。宅録である。 この宅録(レコーディング)というのが、自分にとっては生活している上で一番頭を使う作業だと思っている。その時の脳の様子をそれ専用の機器で見たらめっちゃ光ってそう。右脳辺