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セドナメソッド体験記 Lesson.3

『いま』って、なに???

前回の続きです。

次々に出会うもの…この10年間、幾つか出会った。

そういえば。
そもそも『今』って、なんだ?
って、あの3日間をすっかり忘れつつも、心のどこかで、疑問が残っていた。

その手がかりになるような書籍を1年後、手に入れた。

ちょうど仕事的にも精神的にも行き詰まりを感じていた頃だったか。初めてその人を見た時はYouTube動画だったのだが、ハッと気づいたのはこの方は『いま』をまさしく生きていた。

この本にヒントがあると思い、読んでみたけど…呼吸の観察のことについて書かれていた。妙に惹かれた。

呼吸を観察すると、いやおうなしにいまこの瞬間に「在る」ことになる—これがすべての内なる変容の鍵なのだ。呼吸を観察するとき、あなたは絶対的に「いまに在る」
ニュー・アース 第八章・内なる空間の発見 呼吸より抜粋

シンプルだった。シンプル過ぎて理解が本当に大変だった。コレが続ける事が出来なかったのが本当に謎だった。

読んだあとに実践した事を未だに覚えている。
『思考が切り離される』という経験を自分ができたという事実は、ショックだった。

「では、私は思考そのものではない…ってことになる…」と、自覚する前に、思考に意識が吸い取られてしまったけど、その時は。

でも、そこから出来うる限り自分観察を始めるようになった。

思考の切り離しはとても難しかったけど、とにかくやれる時は、続けた。

また、彼のインタビュー動画での一言に、非常に混乱させられた。

『苦しみは、人生の教師です』

What?苦しみが先生だなんて。
全く理解できなかった。
聞いた当時は混乱しかなかったけど、今になってはだいぶ実感している。
今生きていること、存在そのものを受け容れてごらん…ってことね。
完璧とは言えないけど、あのときに比べればいくらかマシになったかな。

この本も、理解の助けになった。

キネシオロジー(筋反射テスト)を通じて自分の心の選択や、本当にためになることがわかったら…真実を知りたいなら…超ザックリいうと、そういう本だった。

シンプルに書いてはいるけど内容はめちゃくちゃ濃い、難しい。
でも何回も読んで「意識(知性)」について少しづつ理解できるようになった。キネシオロジーテストも身につけて感覚的な識別力がついた。この本、スゴい。

「非線形力学」についても書かれていた。
つまり、「今この瞬間」「今に在る」「選択するパワー」の事を指していることに気づくまでしばらく時間がかかった。
さらに混乱させられる一文を、一つご紹介しよう。


私たち一人ひとりが、もっとも精密に作られた人工知能よりもはるかに高度なコンピューターを持っていて、いつでもどこでもそれを使うことが出来るのです。それが、他ならぬ人間の心です。いかなる測量機械であっても基本的な機能はわずかな変化でも測定し、その変化を装置に送るにすぎません。本書で説明している実験における状況の変化は、人体の反応として現れます。このことからわかるように、肉体はもっとも細かい度合いまで見分けることが可能なのです。生命を守るか、あるいは守らないかの違いが、人体はわかっているということです。これは何も驚くべきことではありません。つまり、命あるものみな、生命を守るものに対してポジティブに反応し、そうでないものに対してはネガティブに反応すること。これは、生存における基本的なメカニズムなのです。
パワーかフォースか1章/知識の重大な進歩から一部抜粋

こういう本や、日常での出来事の中から、いわゆる「棚卸し」を選択していくことになる。

すべては、この長年の混沌…カオスから秩序、すなわち自由に向かうための基礎知識のための学びだった…と言う訳だ。今、考えれば。

とうとう、本番がやってくる。
でも、『2年前までの自分』はそのことを全く知る由もなかった。

つづく。

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