優しさで着飾っていた

今日気づいたこと
私は、優しさで着飾っている
毎日、毎日、究極に優しい私を求めて、みんなに優しさを返していた

優しさは、元気に、言葉に、変換された

でも本当の私は、もっと暗くて、冷たい

優しさを返すことが苦しい
ギリギリまで溺れるくらい口から排出した優しさを、返すことが苦しい
身を削っている

そのことに気づかず、心はいつも、本当に物理的に、「きゅーっ」となっていた

みんなに優しくいないと、楽しいんだから楽しそうな表情をしないと
ずっと自分を管理していた

そうしないと、居場所がないかもしれない
素の自分を愛してもらえないかもしれない

怖かった

あの人といるときの私、この人といるときの私
きっとどれも半分本当で半分嘘だった
着飾っていた

でも、自分だけは、本当の自分を見ていてあげないと
本当の気持ちを知っていてあげないと


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