母になって想うこと①

今日は子どもの11歳の誕生日。

母になって想うことも、私の実体験を含めて少しずつシェア出来たらなと思います。

私は子どもを産む前から、大学で子どもの事を専門に学んでいるくらい子どもが大好き。我が子が居るってわかった時、
「この生命は、私が護る。」
と強く思ったことを覚えています。

しかし当時まだ若かった私は、当然周囲から大反対を受けました。
妊娠報告をする度「どうするつもりだ」「まだ19だぞ」「大学はどうする」「若者二人じゃやってけないだろ」「今回は諦めなさい」「子どもが子ども産んでどうする」「生まれた子が可哀想」と否定の嵐。
父になる人にも「やっぱ育てるのは無理だよ」「諦めよう」と言われ、
誰もこの生命の誕生を喜んでくれませんでした。

悔しかった。ただただ悔しかった。この子は此処に居て、生きてるのに。誰も認めようとしない。「なんで?」「どうしてそんなこと言うの?」

妊娠がわかった時から決めていた。
「この生命は、私が護る。」

私は周囲に言いました。
「この子は何があっても産みます。結婚してくれなくても産みます。家族が手助けしてくれなくても産みます。私は絶対に堕ろしません。子どもが産まれると分かった上で、皆さんがどう行動したいのか、考えてください。それは各々に任せます。」

すると彼は「結婚する」と言い、両家の親は「生活を整える為の手助けをしてあげる」と申出てくれました。

脅しに聞こえたかもしれないけど、私は本気でした。誰も手助けしてくれなくても、家を追い出されても、私はこの子を護り、産み育て、最高に幸せな毎日をプレゼントする、と決めていました。

そんな時、親友に「子どもが出来たから結婚することになった」と報告しました。

すると親友は第一声で
「おめでとう」
と言ってくれたんです。

はじめてでした。
妊娠してから誰かに
「おめでとう」
と言ってもらえたのは。

そうだよ。めでたいことなんだよ。
生命がひとつ生まれるんだから。
私は嬉しくて嬉しくてその場で大号泣しました。
この生命が生まれることを、
共に喜んでくれる人が居て本当に良かった。


命が産まれるって奇跡なんです。
当たり前じゃないんです。
貴方のその命も、お母さんのお祖母ちゃんのそのまたお祖母ちゃんのお祖母ちゃんのお祖母ちゃんのお祖母ちゃんが命を掛けて産んでくれた、尊い尊い生命なんです。

命は過去にも未来にも繋がっていて、私が産むと決断したことで、また命が過去にも未来にも繋がっていくんです。

尊い命。どうかこれからも大切にしてください。

もし、誰からもその生命が在ることを
喜んでもらえない方がいたら、
どうぞ私まで連絡ください。

貴方のその生命が在ることを、
共に喜び、共に大切にしますから。

今日まで生きていてくれて、ありがとう。
私に出逢ってくれて、ありがとう。
感謝しています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?