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落ち込むことが続くと書きたくなくなるもんだ

溜まってた洗濯物をやっと干し、、、終えようとした。

無理だった。

先週あたりから我が家のベランダは蜂の住処となった。
正確に言うとベランダに置いてある洗濯機のどこかしらを蜂が巣にしたのだ。
古くなった洗濯機には取っ手部分だったり他にも見えない穴が開いている部分が何か所かある。どうやら蜂はそこを出入りしていたらしい。
一昨日前に旦那が蜂対策グッズを取り寄せ、大半を駆除してくれた。
そのおかげで昨日はスムーズに洗濯物を干すことができた。
しかし、昨日だけでは干しきれない量の洗濯物が溜まっていたため今日に持ち越した。

昨晩は死に物狂いで蜂を退治してくれた旦那に、感謝として旦那の好物な鯖寿司(ちょっといいやつ)を買って帰った。
「ううわ、うんめえ」とペロンと平らげた旦那を見て、お金無くてもちょっといいやつ選んでよかったなと思えた。
そしてなぜだか旦那も私にオリオンビールを用意してくれていた。
実は、蜂退治に奮闘してくれた一昨日前は結婚記念日だったのだ。少し前まで覚えていたのに、蜂で頭がいっぱいになってすっかりと忘れていた。
と言うことで、昨日は結婚記念と蜂退治ご苦労様記念にオリオンビールで乾杯した。
こういう些細なことで幸せって感じれるもんよね。なんてことを心底思って、よし、明日は残りの洗濯物を干し終える。絶対に干し終えて、余った時間を執筆に充てる。なんてことを心底決意して、ぐっすりと眠りについた。


で、今朝。
起きてすぐにベランダに出て、洗濯物を洗濯機に入れる。
洗濯洗剤をフローラル系から無香料に変更した。蜂対策、完璧。
辺りを見渡しても蜂は一匹もいない。完璧。

数十分後、洗い終わりの合図が鳴る。

再びベランダに出て洗濯機へ向かう、、向かおうとした。
その前に、溝の辺りにうごめく何かが一瞬目に入る。
それをよく見る。

蜂だ

と、認識できた視界の先にはもう一匹うごめく蜂。二匹とも死にかけているのか、もだえるようなしぐさをするだけで飛ぼうとはしていない。
でもおかしい。だってさっき洗濯物を洗濯機に入れた時はこんな溝に死にかけの蜂なんて一匹もいなかったんだから。
そう思っていると、目の前を生き生きとした蜂が通過する。

さいあく

蜂は、完全に駆除できていなかったようだ。
いや、わかってたよ、わかってましたよ。素人じゃ完璧に駆除できないことくらいはわかってたんや。けど、そんな短時間で三匹も?ってことはまっだまだおるやん。

あーむり、もうむり。

私は洗濯物を洗濯機に放置した。

ベランダから部屋に戻り寝っ転がった。

あーーーーーーー

全てのやる気を失った。

と言うか、それでなくても最近はついてないことが多過ぎた。
例えばそれは本当にしょうもないことで、推しのサイン会の整理券が目の前で配布終了したとか、さっきまでスムーズに入れてた店が私の番から30分待ちになっただとか、前まで採用されてたコンペやコンクールが採用されなくなっただとか、だから執筆の仕事が減ってあーどうしようだとか、文字に起こしてみるともん凄いしょーもないわけで、それでも落ち込んだりするわけで、いや、するね、これは。落ち込むでしょ。それくらいでも。

それでもなんとかして気合い入れ直して、日常の些細な事に幸せを感じてみて、よっしゃ頑張ろうって立ち上がってみたら蜂が

(蜂が何したのさ。何もしてないね。でも嫌なもんは嫌)

だから今は何もしたくない。

とりあえず今は考えるのをやめてみる。
蜂のことも最近ついてないことも、好きなこともやりたいことも、やらないといけないことも、全部放り出して、放り投げて、一回まっさらにしてみよう。

なんて、思って寝っ転がったのだけど、もう時間です。
仕事へ行ってきます。
まっさらになったら嬉しいなあって思ったけど、それで余白が増えるとまた余計に無駄に悩んだりするでしょ。だからそんな余地を与えてくれない日常があってよかったな、とも思うよ。
日常、ばんざい。


ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

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