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MONGOL800と私【音楽】

まずはクリエイターのひがちゃんさん。
私の想い出を記事にしてくださりありがとうございます。
他のクリエイターの皆様もぜひ読んでみてください。(以下「沖縄の想い出」についての掲載記事。)

こちらでひがちゃんが取り上げてくださったので、私のモンパチ愛がもう隠せなくなりました。と言うことで今日は「MONGOL800と私」について少しだけ書いてみることにする。

「生きづらい」と言う言葉を知ったのはここ数年のような気がする。
今思えばあの頃の私は「生きづらい」の真っ只中で、その後私の30数年の中で生きづらい時期は度々登場するのだが、その「第一次生きづらいシーズン」だったのかなと思う。

中学一年生。(思春期真っ只中ですね)小学三年生ぐらいから徐々に徐々に感じていた「周りと合わないかもしれない」と言う感覚のピークに達した頃。何気なく言った一言が相手の癇に障り翌日から仲間外れ。なんてことは日常茶飯事で、でもそれがやっぱり受け入れられなくて、どうしたらいいかどうしたらよかったのか考えても考えてもわからず、違う女子グループに馴染もうとしてもやっぱり合わず。楽しくない苦しいやめたい。学校やめたい。友達いらない。何も楽しくない。全部やめたい全部嫌い。最後には漠然と「死にたい」なんて言葉が思い浮かんでいたことは今でも覚えている。
今思うとそんなことで「死にたい」なんて何言ってんだ若造よって感じかもしれないが、その時の私は目の前のことが全てだったのだ。今ある家族、今ある学校、今ある友人関係。それがその時の私の全てで、世界はそこでしか回っていないように感じていたし、そう感じる間も無いくらいに自分の世界はそれだけだった。だからこそ、もうどうすることもできないと感じたし全部怖くなって「死にたい」なんて言葉が思い浮かんでいたのだと思う。

そんな時に音楽好きの兄が偶々友人から借りてきたCDを私に貸してくれた。
それがMONGOL800の「MESSAGE」。
もちろん兄は私が苦しんでいることなど全く知らず、当時の私はインディーズ音楽が好き(多分、世代。シャカラビ、イナゴ、スネランとかね)と言うことを知っていたから貸してくれただけだったのだが、何か聴かなきゃやってられない状態(今で言う、何か飲まなやってられへんわのやつ)の私は即座にそのCDを聴き始めた(と思う。多分…記憶が曖昧)
うんうん。インディーロックな感じね。好き好き。はいはいこれ知ってるCMでも流れてるやつね。好き好き。くらいな感じでまともに歌詞カードも見ずに聞き終えて、私の大好きインディーズコレクションの一つが増えたぜえへへ。なんてことを思っていた矢先、全て流れ終わったはずのCDから再び曲が流れ始めたのだ。
へ? あれ? また曲始まった? 何でだ? なんて思っていたかな。とにかく驚いた私はすぐに歌詞カードを見た。けど、載っていない。歌詞カードは確かに14曲目の「Dandelion」で終わっているのに15曲目が流れている。

それがシークレットトラックの「MESSAGE」だった。

その歌詞を耳にした時、泣いた。とにかく泣いて、何で泣いているのかわからず、でも泣いて。ふと歌詞カードの1ページ目にこの「MESSAGE」が載っていることに気付いた私は再びCDを巻き戻して歌詞を見ながら聴きなおした。

この島に生を受けて
時流れはやし早二十年
変わりゆく時と共に
大切な物まで失うものか
ああ生きていてよかったと
永遠の淵言えますように
どんな小さな花でさえ
風に吹かれ人に踏まれ輝いてる

私も20年生きたら、こんなこと思えるんかな。と言うか、20年生きていても「大切な物まで失うものか」ってもがいてるん?私まだ12年くらしか生きてないやん……そうか、そうかそうか。今苦しくても、皆未来の為に生きてるんや。永遠の淵に生きていてよかったって思えるようにどんだけ踏まれてもけちょんけちょんにされても生きてるんや。私、今しか見えてなかった。この先高校生なって大学生なって(大学生にはなりませんでしたが)大人になれるんや。私には未来があるんや。

…なんてことを思ったのだ。(多分ね)

救われた。と思った。
「生きよう」と若干12歳の私が思ったのだ。それだけははっきりと覚えている(記憶って怖いね)

それが私のMONGOL800との出会い。そこからはもう取りつかれたかのようにモンパチ教祖として毎日心の中で崇めながら、お守りのように大切にして学校生活なんとか潜り抜けて行ったかな。その後ももちろん落ちる時は何回もあったかもやけど、私にはモンパチがある。音楽がある。ってずっと言い聞かせてたなあ。
そしていつの間にか私もモンパチのように誰かを救える音楽がやりたいって思いを抱いてバンドを始めていったわけです。その夢は26歳の頃に見事玉砕するのだがそれはまた別の話。(それがあったから今があるので全てよし)

そんな記憶を掘り起こせたのは、クリエイターひがちゃんさんの「沖縄の想い出」募集の記事への私のしがないコメントに反応してくれたからであり、それをなんと貴重なnoteの記事として取り上げてくれたからである。
(ひがちゃんさんほんまにありがとうございます😭♡)
そんなひがちゃんの運営しているYouTube「ひがちゃんねる」めちゃおもろいのでよろしければご覧ください。そしてできればチャンネル登録も☺(私はひがちゃんの何やねん。勝手にすんません)

どれもおもろいけど、この「何でも混ぜればいいと思っているおかー」シリーズは最強かも。

少しだけ。と言っていたのに長くなりました。(泥臭さ出た)

ここまで読んでいただいた方いらっしゃいましたら本当にありがとうございます。


当時借りたモンパチCDは今も私の心の中(あれ、これ誰の?)

ちなみに兄の友人に借りたモンパチのCDはまだ返せていません。
この20年近い間に兄に、誰に借りたんやっけ?と聞いてもお互い思い出せないままなのだ。(記憶って怖いね)

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