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土のいい匂い。

土づくりを本格的に始めてから3ヶ月ぐらい経っただろうか。いろんな本を読んだり動画を見たりして良さそうなのを実践している。

生ゴミ堆肥

米のとぎ汁と納豆を混ぜたものをかけた土に生ゴミを混ぜたりしている。今の所これが一番良さそうだ。最近では生ゴミが宝に見える。収納用の衣装袋を使っているのだけれど、この小さな世界では団粒構造の土が増えてきた。
生ゴミ堆肥のいいことは、この季節に生ゴミの臭いを気にしなくていいことだ。混ぜて外に置いておくだけ。2日くらいでデロデロ、1週間もすると完全に形がなくなっている。
跡形もなくなると土のいい匂いがする。

ところで、この「土のいい匂い」って何なのだろう。成分がどうだとか言うことはできるかもしれないけれど、なぜそれを「いい匂い」と感じるのか。
それはきっと人間が土と共に生きてきたからだろう。いい土では野菜がよく育つ。生きていくのに最適だ。

なんと人間は、生まれながらにしていい土を嗅ぎ分けることができるのだ。そうやって今まで先祖は生きてきたのだろう。
現代は都市、地方も含め土を否定する傾向にある(ように思える)。少しの空き地すら許さず、畦はコンクリート、道路はアスファルト、子供の遊ぶ公園ですら土がなかったりする。
良い土の匂いや手触りは心を元の場所に戻してくれる。安心するのだ。
もし自然に触れたいのならプランターで生ゴミ堆肥を作り、そこで朝顔でも育ててみるくらいでも十分にいい。可愛い葉っぱから成長、蔦が伸び花が咲き、種がなる。その種をまた来年植える。それをやるだけで幸せな気持ちになれる。1000円もしない最高の娯楽だと最近は思うようになった。

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