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この医学書・看護書がすごい!2022【メディカル・サイエンス・インターナショナル】

※『この医学書・看護書がすごい!』って何?という方は、まずはこちらをお読みください。※とにかく推し本を知って欲しい!その一心のみで作成しております。医書担当歴5年となりましたが、相変わらず専門知識に乏しいところは多々ございますので、各出版社の公式サイトにて補完をお願いします。

本日はメディカル・サイエンス・インターナショナルです。
昨年、『総合内科病棟マニュアル』の赤本青本を刊行して話題になりました。
そして今年はとうとう!満を待しての登場です!あれが!

ということでメディカル・サイエンス・インターナショナル営業担当のイチオシはこちら!

『カンデル神経科学 第2版』

まずは営業担当の推しポイントをどうぞ!

〇ノーベル生理学賞を受賞したエリック・カンデル先生による書籍であることの信頼性。また、原書の熱烈なファンの先生方が多い。(原書が以前から高く評価されています)
〇近年ホットな研究領域であり、かつ一般的にもAIなどとの関連で関心度が高まっている神経科学(脳科学)分野の一番メジャーなテキストブックである。
〇ネットなど様々な媒体で断片的な知識は得られるが、『カンデル』はそうした知識を一つのストーリーとしてつなぎ合わせて、神経科学の全体像がわかるようにする。
〇最新の研究成果をしっかり追っている。
〇専門書でありながら平易な文章と丁寧な説明で、初学者や非専門家にも読みやすい。また、訳者の先生方の熱意が強く、丁寧な翻訳をしてくださっており(MEDSi編集担当も多大な努力を注いでいます)、訳本もとても読みやすい。
〇神経科学分野はとくに原書信仰(英語で読むことを重視する)のようなものが根強かったが(あまりよい訳本がなかったのかもしれません)、『カンデル』により日本語版の良さが評価され、日本語版により読者のすそ野が広がっている。(現在進行形で広がっています)
〇本来は(原著価格も)20,000円くらいの価値があるところを、日本語版は幅広い読者に向けて廉価を実現している。
〇旧版も今回の版についても、特別な宣伝に力を入れている。

いや〜推しポイントが大量で熱いです!実際、本も分厚い。A4版変形で1704ページ!
大ボリュームです。積み上げた時の存在感が半端ないです。売り場に置いた時にむちゃくちゃテンションあがりました。

そして特別な宣伝に力をいれているという点、今回の改訂版発売に合わせてnoteにはカンデルに関する情報とコラムが現時点(11/17現在)で20本掲載されています。

その中でも『カウントダウン動画を思い出す』これが最高なんですよね。

50日分のカウントダウン動画はカンデル神経科学チャンネルでまとめてみることができます。

『カンデル神経科学』がどういう本なのかはきっとみなさまの方がご存じでしょう。そこに存在しているというだけでワクワク感のある本です。所持していることに、どことなく優越感を覚える本です(個人的な感想です)。

折しも世間はクリスマスシーズンに入りました。どうですか?クリスマスプレゼントに『カンデル神経科学第2版』。素敵なプレゼントになると思います!私は欲しいです!
当店では包装を無料で承りますので、お気軽にレジでお申し付けくださいませ!

そして売り場担当のイチオシはこちら!

『循環器のトビラ - 循環器には興味がある でもちょっと苦手 そんな皆さんようこそ -』

こちらの本、入荷して棚に置いた数時間後に売れてしまったんですよ。
どんな本だったのか内容も確認できないまま棚から消えてしまって、家に帰ってアマゾンみたらベストセラーになっていて、びっくりしました。
今のところ今年出た循環器の本で一番売れた本ではないでしょうか。

『循環器には興味がある でもちょっと苦手』というサブタイトルもいいですよね。

序文にも

若手の皆さんにとって、循環器のトビラは「開けなきゃいけないけど、ちょっと二の足を踏む」

そんな重厚に思える扉を開けてもらう手伝いをするために、この本の企画が立ち上がったと書いてあります。

しかし、どうにも循環器というのはとっつきにくい。それを払拭するために、先輩医師から教わっているふうに読めるよう、書き方を工夫してあるそうです。忙しい臨床の中、じっくりと本を読む時間を取るのも難しいですよね。そのため、枝葉は思い切って切り落とし、大枠をつかめるように構成されています。

なので開いてみるとあれ?重いと思っていたトビラは意外と軽かった、そして循環器って面白い!とぐんぐん引き込まれていくのではないでしょうか。

3段階のまとめや解説で大事な知識を整理することもできます。まずはここから:初期研修医もしっかりチェック、もう一歩踏み込んで:内科専攻医は知っておこう、トビラの向こう:役立つ循環器の知識、の3段階です。

循環器を好きになって欲しいという著者の思いが詰まったこの本、読み進めていくうちに苦手意識は消え、ステップアップができる一冊です!

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