オンライン授業で脳内インプット

中尊寺なのか。遠野の妖怪なのかは知らないが、何かに守られ未だコロナウイルス感染者ゼロの地元。非常事態宣言による規制も解除され、町に人が出歩くようになった。学校では普段通り授業が行われている。

しかし、全国的にはまだまだ油断を許さない状況が続いている。多くの学校はオンライン授業だろう。教員を目指している身として「オンライン授業で教育も変わるんだろうな。」と考えていたところ、面白い動画を見つけたので紹介したい。

これ↓


1 松田悠介 【教育格差是正のチャンス】

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戦後の教育を著したスライド。偏差値の高い大学に行き、就職することが成功とされてきた。学校は学力保障をしていた。

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最近の教育を著したスライド。偏差値の高い大学に行き、就職することを成功とする構造に加え、アクティブラーニングやプログラミング、英語など現代に適した教育をすることも国から求められている。結果、多くのものを詰め込みすぎて「幕の内弁当化」した中途半端な子供が増えている。

オンライン授業になったことで自由な時間が生まれる。教員は教えることの本質を考えるきっかけになる。子供は自分の興味があることを好きなだけ探求することができる。YouTubeやNetflixに夢中になってしまうことが心配。


2 宮田裕章 【これまでの教育のすべてが素敵だったわけではない】

格差社会が拡大してしまうので対面授業を再開させたい。今社会に求められる人間を育てるにはいい機会。この相手いる時間で地域の大人と祭りなどの企画運営をするとか。大都市でしか受けられなかった高度教育が地方でも受けられるようになるかもしれない。今まで提供してきた中で素敵じゃないものもあったので、今度、それを捨てて変革できる可能性はある。


3 落合陽一 【教育格差は環境格差によって生まれる】

オンライン授業でも慣れている教員がいれば問題ない。教えられる側よりも教える側の非認知能力の方が重要。オンラインゲームではスペックの高いPC、モニターを持っている人が最強。教育では格差があってはならない。ラジオ化したオンライン授業はよくない。緊張感を作る。


4 竹中平蔵 【プロアクティブに】

リアクティブ(受け身)の対応では無く、プロアクティブ(能動)な対応が必要であり、プロアクティブに対応可能なポストコロナに対する構想力が必要。9月入学にする案も授業ができないから仕方なくやる(リアクティブ)ではなく、グローバル基準にするためなどの(プロアクティブ)に対応したい。補正予算108兆円組めたのだからデジタル環境を整備して欲しい。


ざっとまとめてみた。なるほどと思うことばかり。

最後に自分の意見も何か言って終わりにしよう。

5 内川弾 【なんだかんだ学校は必要】

できるだけ早く、学校教育を再開させた方がいいと思う。

その理由は2つある。

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1つ目の理由は、オンラインではできない教育があるからだ。生徒の手元を見て理解度を確認、クラスメイトとの対話、意見交流など主体的で深い学びをしたりすることはオンラインではできない。どうしても詰め込み型、塾型のラジオのような授業になってしまうだろう。個別の指導もできないのではないだろうか。理解できていないところを全員の前でさらされるのは、自分だったら嫌だ。

ただ知識を身につけ、点数をアップさせることが目的であればオンライン授業でも進○ゼミ、個別学習のト○イとかでいいと思う。それだけではない、生きる力を身につけるために学校教育が必要だ。

2つ目の理由は家庭の負担が大きいからだ。共働きも当たり前になってきた現代。日中、子供が学校に行っていたから安心して働きに行くことができていた面もあるだろう。給食もあり昼食の心配もいらない。学校がないと子供の生活リズムや防犯上の問題が出てくる。子供の自宅学習があるため、仕事を休まなければならない人もいるという。そんなニュースを見た。

意欲を持って授業を受けられる子供ばかりではないだろう。先生にガン飛ばされながらでもボケっとしている子もいる。家に保護者がいてサポートをしてくれる家庭とそうではない家庭で格差が生まれてしまうのではないだろうか。


とは言ったものの、世の中は以前の姿には戻らないと思うので変化に柔軟に対応できる人間になりたいものだ。

そして「オンライン授業」と「脳内インプット」で結構固く踏めます。









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