足りないことがこれからの財産

持っているものと足りないもの

「自分には〇〇が足りない」という人がいる。
そういう人に言いたい。
それでいい。それが大事なんだ。
自分は何を持っているかということよりも、自分には何が足りないかに気づいていることの方がよっぽど重要だ。
足りないとわかっているだけで、随分先に進んでいる。
さらに足りないものがリストアップできれば、あとは片っ端からゲームのようにクリアしていけばいいだけの話である。
足りないものから目を背け、あるものでどうにかしようと、その場に止まっている方がよっぽどまずい。
『自分が今持っている能力だけで、何年も無事にやっていけるのだとすれば、それほど不幸なことはない。』

頭をやわらかくする授業　本田直之著より引用

持っているものだけで、何年も無事にやっていけるということは、新しいものを取り入れていないため成長していないことになる。
それはとてももったいない。
最期の日を迎えるまで、成長し続けなくてはならない。
それが、人としての生き方であると思う。
いつまでも、同じことを繰り返しては、若い頃に「こんな大人にはなりたくない」と思って見ていた、大人たちと同じになってしまうのだ。
今のままで歳をとって、本当に幸せか？
そう自分に問いただしながら、毎日の日々を過ごしていきたい。