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思秋期という分岐点

若々しい人と老け込む人の違い


小さなことでも取り組み始めてみる

前頭葉の衰えが老化を加速させるのです。
とはいえ、どうしたら、前頭葉の衰えを防げるのでしょう?
では、さっそく、みてみましょう!

【前頭葉の衰えが老化を加速させる理由】

①意欲や好奇心の衰えに繋がるから
ホルモンバランスの維持など、老化予防には意欲が必要不可欠です。
しかし、前頭葉の衰えが進んでいると、意欲が失われ、やる気も起きず、新しい考えも受け入れられないのです。

②前頭葉の老化は自覚しにくい
思秋期の年代ともなると、挑戦の機会は少なくなります。
決まったやり方をしていれば、困らない場合も多いですよね。
前頭葉の衰えにはなかなか気づけないという現状があるのです。

※思秋期とは・・・思春期が子供から大人になる時期を表しているのに対して、思秋期は大人から老人になる時期といわれている。一般的に50歳前後のことをさす場合が多い。

50歳の分岐点~差がつく「思秋期」の過ごし方より参照

【前頭葉の老化を防ぐ方法】

①意識的に新しいことに挑戦する
脳は使うことで衰えを予防し活性化させることができるのです。
衰えて意欲が消えてしまう前に、前頭葉を刺激し続けることが大事なのです。

ここで注意が必要なのは、嫌なことに挑戦する必要はないということです。

  • はじめての野球観戦をする

  • やりたかった趣味を始めてみる

  • 日記をつけてみる

動き出しが億劫ではあるものの、やってみたら楽しくなることがオススメです!

②勉強をする
思秋期以降にはきちんと勉強するかどうかで、その後の人生が決まるのです。
学生と違い、理解力の高い大人脳は、勉強をしたいという欲求を持っています。
学び始めれば楽しくなり、勉強は一生の趣味となり得ます。

先日の『ブラックスワン回避法読み合わせ勉強会』に参加されていた女性が、「学ぶことが趣味のように楽しい」と仰っていました。
このように、思秋期以降の勉強というのは、趣味になるほどに楽しくなります。
かく言う私も、放送大学に通い、勉強を一生していこうと決めています。
お墓に入るまでには、卒業したいとは思っていますが、勉学に励んでいる自分自身が好きなのです。

老化予防は勿論、認知症の予防にもなるとのことで、一石二鳥どころではなさそうですよね。

③あえて自分の考えとは真逆の考えをしてみる
前頭葉の老化で失われる、頭の柔軟さを維持する方法として、ご紹介したいのは『なりきり弁護士トレーニング』です。
これは、「世の中で悪者扱いされている人の弁護をしてみる」というものです。「この人は非難されているけど、本当に悪い人なのか?」という逆張りのトレーニングとなります。
この他にも、自分の真逆の考え方の本読んだりすることで、前頭葉が刺激されるという逆張りのトレーニング法もあります。


【老化を防ぐ3つの秘訣】

①お金は老後ではなく、思秋期に使おう
お金は貯めることも大切ですが、思秋期にはむしろ使うべきなのです。
思秋期は老化を食い止められるかどうかの時期です。
そんな時期には、我慢を重ねて、老化を早めてしまうことは得策ではありません。
老後、気づいた時には、やる意欲すら残っていないかもしれないからです。

②老化予防は形から入る
ホルモンや前頭葉は、心のありように大きく左右されます。
ハッピーな気持ちだと、ホルモンバランスも前頭葉も調子が悪くなるのです。
そんな心のありようは、外側から規定されるものなのです。
お洒落をすると楽しい気持ち、制服を着るとシャキッとした気持ちになります。
これは老化も同じことが言えます。
流行りの服や髪型、メイクは心も若くするのです。

こうしたことに無頓着なのは、「おじさん」「おばさん」に向かって一直線に進んでいるようなものなのかもしれません。

③他人の視線を気にしない
我々は他人の視線、社会からの無言の圧力を気にして生きています。
しかし、こうしたことは気にしすぎると挑戦できるチャンスを逃してしまうかもしれません。
「この年齢でアイドルを好きになるのは…」
「今さらアニメにハマるのは…」
などと気にするのはやめて、思いっきり楽しんでみることが、思秋期を若々しく、楽しく過ごすコツのなります。

※この記事は、
50歳の分岐点~差がつく「思秋期」の過ごし方 単行本(ソフトカバー) – 2023/6/10 和田秀樹 (著)
の書籍を基に書かせていただきました。
気になる方は、是非とも本書をご購入ください。


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