すごい読書!
【読書ノート】
『すごい読書!』
中島孝志著 マガジンハウス
📗本書の特徴
①仕事に役立つ読書
②お金が儲かる読書
③一回り人間が大きくなる特徴
書店に並んでいる読書本の中には
「結果が大事」
「アウトプットが一番重要」
と述べられながらも、読書を通じてどのように具体的な成果、アウトプットを導き出すのかといった方法論が何も提案されておらず、せいぜい速読法や、整理法、検索法 (PC を活用した利用法)の紹介でお茶を濁している本が少なくありません。
ですから本書には、この3点にできるだけ留意しながらまとめました。
📗読書に対する価値判断
①愉しむための読書
エンターテイメントの読書です。
趣味道楽の読書。
恋愛小説とか、推理小説、歴史小説、あるいはグルメ本がこのカテゴリーに入るかもしれません。
私など経営者の自伝や、マネジメント、マーケティングの本も趣味道楽に入ります。
②調べるための読書
仕事や遊びでも、不明なことがあって困っている時に、業務関連図書やビジネス書、マネジメント書、参考書や書類データ、ネット情報などをチェック。
ズバリ正解や公式を発見した時は、最高です。
③考えるための読書
読書そのものが愉しいと、脳はフルに活性化。
あれこれ考えて、アイデアがいっぱいになります。
考えるために読書するというわけではなく、いつのまにか、小宇宙に漂っているという読書がまさにそうです。
④結果を出すための読書
ビジネスパーソンならば、業務に関連した読書がそうでしょう。
例えば、営業マンがアポ取りの攻略本をチェックすることもそうですし、資格試験や語学、あるいは昇進試験に通るための読書もそうです。
📗以上の中で優先順位を決める
それぞれの価値判断で変わるもの
①の『愉しむための読書』を一番にしても、仕事に貢献できたりするかもしれません。
読書の狙いが①〜④にあるかも知れませんが、その狙い通り、ピンポイントでゲットできるかどうか、まったく不明なのです。
📗偏読は損
偏読とは……あるカテゴリーの本しか読まないという読み方
偏読を続けていると、ものすごく損なのです。
偏らず、とらわれず、拘らず、一件仕事とは無関係。自分の趣味でもない。
だけどちょっと寄り道してみようかな?という軽い気持ちで、いろんな本にチャレンジすることが読書脳には一番栄養になるのです。
仕事ができる人、発想が豊かな人、面白くて話題の豊富な人は、実は雑食です。
スペシャリストであっても、その分野にとらわれずに、幅広い分野をカバーしていることが多いのです。
📗感想&考察
本書では、楽しむための読書であっても、学びに繋がることがあるということが大筋として説明されており、非常に共感した。
まさにその道のスペシャリストを目指そうと思っても、雑食であることに全く弊害はないと思う。
雑食とはつまり、色々な本を読むということだ。
あらゆるジャンルの本を読んだり、目を通すことによって見えてくる世界は変わってくる。
あらゆる道に進んでいる、あらゆる人の物事の見方というものが分かってくる。
まさに、ちょっと寄り道をしてみようという軽い気持ちでチャレンジすることは、非常に気持ち的にもポジティブに本からの学びを吸収できると思うので、私からもお勧めしたいと思います。
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