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本を読むほど思考が偏る
読書量は思考力に影響しない
本をたくさん読んでいる人が思考力が高いかと言うと、必ずしもそうではありません。
それはなぜかといえば、本の読み方に問題があるからです。
素直に人の言うことを聞かない。
自分の考えが先にあって異質なものを受け入れない。
たくさん本を読んでも、情報に触れても、自分に都合のいいものだけを受け入れ、都合の悪い情報は捨ててしまう。
こういった読み方をすると、本を読めば読むほど思考が偏ってしまいます。
読解力を養ったり思考力を養うには、出来る限り偏見なく情報を受け入れ、対象を認識し、理解することです。
対象がテキストであれば文章を理解し、行間を読むということです。
また対象が人間であれば、相手の主張や立場を理解し、相手の論理で考えるという『思考の幅』を持つことです。
自分の視点だけで完結している、読解力不足の人が残念ながらいらっしゃいます。
原因の一つに SMS が挙げられます。
SNS は、自分にとって心地よく、都合の良い情報ばかりに囲まれ、いつしかそれが当たり前になってしまう。
しかも SNS でやり取りするのは、自分と同じ意見の人達ばかり………
それが続くとどうなるでしょう?
自分の意見や価値観が、大多数の意見だと錯覚し、自分にとって異質な情報、都合の悪い情報を受け入れる許容力がなくなってしまうのです。
本の読み方が大切
思考の幅を広げるためにも、本の読み方は工夫しましょう。
出来る限り色々な意見を取り入れ、柔軟な思考の幅を持ちながら、本の内容を理解していくことが時としては重要です。
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