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突然子どもが吐いた!育児が楽になったと感じた瞬間〜6歳児編〜

こんばんは。6歳の男の子を育てているママです。

育児をしていて”子どもが突然吐いた!”なんてこと、よくありますよね?乳児の頃は吐き戻しが頻繁にあり、最初の頃をはすごく心配しましたが、慣れというのは恐ろしいもので、段々とうろたえなくなってくる自分ができあがってきます。ただ、吐いた後、調子はどうなのか乳児なのでこちらが様子を見ながら少しずつミルクをあげたり、消化にいいものを食べさせるのが一般的で、小児科でもそのように指示されることが多いです。

では、6歳になった息子が突然吐いたら?そんな時のお話を書いていきます。

先日、朝からでかけようと朝食を食べた後、家族で車に乗りました。少し走ると息子が「気持ち悪い」と訴えてきます。息子はお腹が弱い両親のもとに生まれてきたのに胃腸がかなり丈夫で、ほとんど下痢や便秘などに悩んだことがありません。三半規管も丈夫のようで、ジェットコースターや飛行機なども平気でむしろ何度でも乗りたいと言ってくるような子どもなので、車酔いの可能性も低い。なので、車ででかけて「気持ちが悪い」と言ってくるのはかなりレアケースで少し心配をしていたら、タイトル通り突然吐いてしまいました。

朝ごはんに食べたパンが少し古かったらしく(夫が朝食担当でした)そのせいで吐いたのか、顔に汗疹ができたのでその薬を塗っていたので舐めた可能性もありました。理由がわからず吐いたので私はとても心配です。大丈夫?と聞くと「大丈夫。吐いたらスッキリした!」と吐いたわりには元気な様子。本当に大丈夫?と聞くと「大丈夫!」そしてこの後衝撃的な言葉を耳にします。

「吐いたらお腹減っちゃった」

え?え?え?私は混乱します。今吐いたよね?気持ち悪くないの?お腹減るの?

え……じゃあもしかして乳児の頃吐き戻しでよく泣いてたけど、あれってもしかして吐いてお腹減ってたから泣いてたの?こっちがちょっとずつ様子見でってお医者さんにも言われてちょっとずつあげてたミルクは、もしかしてゴクゴク飲みたかったの?

私が6年間の育児を走馬灯にように思い出していたら、息子はさらに衝撃的なことを言います。

「ママ、ハンバーグ食べたい」

ちょっと待って……これだけ盛大に吐いたのにハンバーグ食べたいの?確かにお昼はガストのハンバーグを食べに行こうって話てたけど、食べられるの?マジで?!

何度聞いても息子はもう気持ち悪くないしどうしてもハンバーグが食べたいと言ってきます。

夫と相談して、とりあえず吐いたものなどを処理して息子が希望するガストに行くことにしました。行くと決めたものの私たちの気持ちは、どうせ食べられなくて「無理」と言ってくるだろうと話してました。ですが、結果的に息子はハンバーグ1人前を完食し、その後調子が悪くなることもなく楽しそうに遊んで1日を終えました。吐いた以外は日常そのものです。数日経っても元気に過ごしています。

今回のことで私が学んだことは、子どもが日常会話ができ、意思表示し、コミュニケーションがある程度とれるようになると、親が良かれと思ってやろうとしてることを子ども自ら否定し、自分のやりたいこと、やれるこが表現できる。ということです。これによって無駄に泣かれたり、ぐずられたりすることなく、親の負担やストレスも軽減され育児が楽になります。

冒頭で説明した通り、乳児期の子どもは泣くことでしか自分の意志を表現できません。親が自分のやって欲しくないっことをしたら泣く。これしかできないのです。親は泣き止ますために、あーでもないこーでもないとありとあらゆることを試しますが、うまくいくことのほうが少ないです。乳児期の子供と向き合ったことのある人なら、あの果てしない戦いがどれだけ疲弊するのか知っていますよね。

乳児期を超えてもまだコミュニケーション能力が低い時期には、大きなって力は強くなっても、表現できないイライラで、自分のしたいことが言えない時期は子どもにもよりますが2〜4歳ぐらいまで続きます。世にいうイヤイヤ期です。少しわかる分余計に手こずりますし、言うことがわかってるようでわかってない、わかってないようでわかっている。親はあの時期には何回も出口が見えないトンネルを走ってるような絶望感を感じます。

そして、その先の時期に待っているのが今の息子の5歳〜6歳の時期です。まさか盛大に吐いた後にハンバーグを食べる。が正解だと思う人はまずいないでしょう。私ならまずスポーツ飲料を飲んで様子見したいとろこです。でも、その時の息子にとっては吐いた。お腹減った。ハンバーグを食べたい。が正解で、それをきちんと言葉で表現できるような年齢になったんだと思いました。

育児ってこうやって楽になっていくんだ……!!

もちろん成長するにつれて子育ての悩みが変わることは知っています。吐いたことはかわいそうでしたが、ただ、こうやって人と人としての付き合いができるまで成長したことを親としては喜びを感じました。

皆さん、今回のお話はどうでしたか?吐いた話なのでお見苦しいお話ではありましたが、育児って本当に突然点と点が繋がる瞬間があり、そうやって一歩ずつ進んでいくんだなと思いました。息子と共に私も日々成長していきたいです。では、また。


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