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癌寛解のマネージメント

 自分が癌にかかり一番初めに考えたのは、健康に対するマネージメントです。
 現実問題、医療費はとんでもなく高いことが常識です。
 数日入院しても数十万円 手術など受ければ、数百万円のお金がかかります。
 日頃から元気でまさか自分が癌にかかるだなんて夢にも思っていなかった自分はもちろんがん保険などには入っていませんでした。
 入院費から医療費とんでもない金額の医療費がかかりましたが、日本には本当に助かる制度がありました。
 それは、高額医療費控除という制度です、収入にもよりますが、ある一定の医療費がかかると、上限以上は払わなくて良い
(もしくは、いったん払って控除される)というとても、ありがたい制度です。自分は、本当にこれで助かりました。

 しかしながら、闘病生活は本当にお金がかかります。治療費だけではなく仕事も休まなければならないので、収入の減額も考えなければいけません、 そういう意味で大変に恐縮なのですが、お見舞いに持参していただく1番有り難いのは、やはり、お金です。
 自分も友人や民生委員組織、友人たちのカンパや弟子たちが集めてくれた見舞金で、本当に助かりました。
 患者さんを思って、高いサプリメントや高額のオーガニック製品、真心は嬉しいのですが、あまり役には立ちませんんでした。
 そうした意味で、自らが病をマネージメントすることが必要です。
そのためには、あらゆる制度や仕組みを調べて、それらを有効利用することです。
 自分は癌になっても入れる保険があることを、調べて知りました。
残された家族や遺族のためにも、自身のマネージメントは大切です。

 また、病に負けず、この闘病をドラマにしてやろうと、自分の闘病記をプロデュースするというのも実に自然治癒力を高めたように思います。

 自分の人生は、どこまで行っても自分が主人公です、故にドラマの主人公を演じてみるのも楽しい闘病でした。
 抗がん剤副作用で熱が40℃を越えた時、あえてサウナに行きました、水風呂に入って冷やすためです。
自分に熱があるせいか、サウナに入っても、あまりにも熱さを感じません、思いっきり汗をかいて水風呂に飛び込んだ時は
「俺は生きている!!」と実感しました。もちろんこのような荒療法はお勧めできませんが、自分を演出することは、病を治す上でとても大切なような気がします。

 さらには病をコンサルティングしましょう。
コンサルティングとは企業であれば如何に売り上げを伸ばすとか、収益を拡大するとかのことでしょう。
 しかし、ここで言うコンサルとは、如何にして楽に、たのしく病と付き合っていくかと言うことが最大のポイントとなります。
 よく病気になっても病人にはならないという言葉遊びがありますが、病気が不幸なわけではなく、病気に負けてしまう自分(病人)が不幸なのではないかと考えておりました。有難いことに自分の周りには、片腕がなくても、両腕がなくても、万年病に悩んでいても、治らない病気にかかっていても
明るく楽しく人生を謳歌している人がたくさんいました、人生の価値は、長生きしたから幸せとは限りません。
 如何に今この時を楽しむか、人生の目的を果たしていくか、肉体は、病んでも心だけは病まない人生を送りたいものです。


こんな、駄文を読んでくださり貴方は仏様ですか?