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別にみんながみんな「未完成」が好きってわけじゃないよね?

一部で話題になっているK-POPとジャニーズの記事、元々わたしその方の記事をちょいちょい見てたので(同じジャニオタでも見当違いなところはあるものの、結構面白く見てる)、ああいう文体なのは元々だし私個人としてはこれでアイドルの話しなくなるのつらいなーと思う。

さて私の場合この話をするとどうしてもジャニーズ寄りになり私も炎上しかねないので、ひとつだけ。
日本のアイドル、これはおそらく男性も女性も関係ないと思うんだけど、よく日本のアイドルは「未完成のところからの成長過程を楽しむ」という点が韓国のアイドル(「完璧さを求める」)との比較で挙げられますが、

ぶっちゃけみんなそんな「未完成のところからの成長」が好きってわけじゃないよね?

みんな、と大きなくくりで書いたけど、それは語呂がいいだけだったので。あくまでマイノリティではなくね?ってくらいの雰囲気です。

ちなみに私はジャニーズのオタクを10年+6年くらいで現在に至り、その間にAKBや坂道の茶の間オタクをやってました。初めての握手会は樋口日奈ちゃん。
K-POP文化についてはその影響でProduce48を見始め、その流れでかのプデュX、日プ1,2を見たという感じです。プデュXでの1pickはミンギュ、日プ1の1pickは豆ちゃんで、日プ2の1pickは上田くんでした。(上田くんはなぜ途中でもっさり金髪にしたよっていまだに思ってる、重め黒髪じゃだめだったのか)
デビュー後はJO1もINIも特に追ってないです。

確かにジャニーズJrの入所時のピヨピヨした状態から応援して、デビューをつかみとって、俺たちの戦いはこれからだ!的な展開は「未完成からの成長」なのだけど、例えばデビュー組をデビュー10周年から応援し始めた、となると別にもうある程度完成された状態で好きになるのだから、そこには成長過程の応援という理由はないわけですよね。
確かにアリーナツアーからドームツアーになった!!3大ドームから5大ドームになった!紅白出れた!国民的アイドルになった!!は成長にあたるのかもしれないけども、ちょっと指しているそれとは違うのかなと。

たぶん「成長過程を楽しむ」から想像されるのはドラクエ1や2あたりまでのシンプルなRPGで、そのレベル上げの段階も楽しむ、っていう感じなのだと思うのだけど、実際はそのレベル上げではなくて他の要素、わかりやすく言えばスキルのようなゲーム要素を楽しむという雰囲気なんじゃないかなと思う。
例えばあるアイドルが大学入学という肩書を手にしたとして、クイズ番組クエストに出ることでクイズスキルと知名度パラメータを上げる、勉強したことで気象予報士というスキルを手に入れたら他のスキルや知名度のパラメータによってお天気コーナーレギュラーという新しいクエストが解放され・・・(イメージは阿部ちゃんでも武藤十夢でもどっちでもいいです)
という感覚です、伝わりにくいけど私の中では。

それより大きな違いとしてはコンセプトにこだわるかこだわらないかによる楽曲ジャンルの豊かさかなと思っています。
例えばK-POPと言われるとだいたいあんな感じかなーとEDMごりごりをイメージするかもしれない(わたしはK-POPに疎いから。)。だけどJ-POPと言われても、秋元康系アイドルソング、つんく♂系アイドルソングだけじゃなくて、歌謡曲や演歌っぽいもの、ロックやジャズルーツ、アニソンやボカロだってJ-POPになる。これは自国だからというのもあるからだと思うけど、グループのコンセプトに縛られることなくジャンルを選択できることは日本のアイドルの強みなのかもしれない。
もちろんK-POPよろしくなEDMをやってもいいし、海外を意識した楽曲をやっていい、ライネクのような音楽好きをうならせる挑戦的な楽曲だってできるし、ペットショップラブモーションみたいにかわいいに振り切った曲をやっていい。

これが全部1グループ内で、シングル曲やアルバムリード曲でやってしまうのが日本のアイドルの特徴なんじゃないかなと思います。
もちろんK-POPアイドルでもコンセプトを無視して色んな楽曲をやっているところもあるだろうし、ジャニーズでもコンセプトがないかと言われればKAT-TUNみたいにクール系を貫くグループだってあるし、近年デビュー&デビュー予定の3組(スノストなにわ)はそれぞれ得意な歌を活かした楽曲を得意とするグループ、ダイナミックなアクロバットと難易度の高いダンス、関西だけど王道アイドルというなんとなくな方向性が明らかに違う。
だけどKAT-TUNだってWe are KAT-TUNで楽しいコールありの曲もやるし、ストはMr.ズドンやるし、言ってしまえばなんでもやるのだ。

もちろんコンセプトを決めてしまえば統一された世界観とステージングができて「こういう曲が好き!」「こういうメイクが好き!」層をがっちりとつかむことはできる。
だけど多分わたしはかわいい曲からのカッコいい曲みたいな高低差に耳キーンってなりながらも、それでも色んな表情を見せるアイドルが好きだからジャニーズの、日本のアイドルのオタクなんだなと思います。

そんなジャンルボーダーレスでコンセプトフリーなアイドル、Hey!Say!JUMPの新曲、群青ランナウェイは本日8月25日発売!!!今回はホラー・サスペンスな雰囲気と共に疾走感あふれる楽曲と美しさが際立つクールなダンスが見どころです!!サムネイルから大優勝!!!!!!

※ちなみに前作はピンクでポップな応援歌「ネガティブファイター」

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