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アイドルと胸を張って言う人たちが好きだし、アイドルじゃないからと否定する人たちが嫌い

私は物心ついた時からSMAPをカッコいいと言っていたくらいにはアイドルが好きで、むしろアイドルを追っていない期間が人生の中で数年しかない。(その数年が高校~大学くらいのころなのだけれど、それでも友人に連れられてライブに行ったりジャニオタの友人と話せるくらいの話題は知っていた)

だからなのか「アイドルとは何か」という哲学に関して割と考えることが多く、その答えは未だに出せていない。今自分の中で一番しっくりくる回答は「誰かを勇気づける存在はもはやアイドル」なのかもしれない。歌って踊るだけじゃなく、ホームラン打ったり、ジャーマンスープレックス決めたり、数キロある丼を食べたり、ゲーム実況したり。なんならゴロゴロしているネコチャンでもいい、それで誰かに頑張ろうと思える影響力を持つ人、それがアイドルなんじゃないかと。
要するに「職業」と言うよりは職業にくっつける肩書みたいなものなんじゃないかなと。

とはいえアイドルと言うだけで下に見る人がいる。評価されるにあたりそういった色眼鏡で見られるということが多いと、岡田師範も日本アカデミー賞取ったときにも言ってたし、ゲーム配信を始めた山田くんがCRカップに本気出した(事前練習も仕事の都合付けて参加)のも、そういう理由に近いことを言っている。

「アイドルなんて」、それは価値観の違いなので外野が言う分にはとは思う。(ただ、時々ライター(笑)とかいわゆるエンターテインメントで飯を食ってる人がそういうことを言うのは許容できないし信頼性が下がると思っている)

ただ、「俺たちアイドルじゃないんで、歌って踊るボーイズ/ガールズグループなんで」みたいなアピールを本人たち・運営発信で明言して否定するようなスタンスを取る人たちは好きではない。

その「アイドル」に対する否定はどこにかかっているかはわからない。
いわゆるAKB商法と呼ばれる握手券をたくさんつけてCDを売るやり方を「アイドル」と呼んでいるのか、幼少期から先輩のバックや表舞台に出して下手なりに歌って踊り成長する姿が前提であることを「アイドル」と呼んでいるのか、「君が好き」「あなたに好きって言ってほしい」みたいな愛をうたうことを「アイドル」と呼ぶのか、結婚しないトイレ行かない当たり前のように処女で童貞です~を「アイドル」と呼ぶのか。(これらは既に古い概念のような気もする)
どういう意図でアイドルを否定してボーイズ/ガールズグループと呼んでくれ!なのかはわからない。
だけど私はその「アイドル」を誇りに活動している人たちを見てきたから、その否定がなんであれ、勝手ながら癪に障るのだ。

別にアイドルと呼ばれることが意図しない結果でも、飲み込めばいいじゃないか。飲み込んだうえで、すごいパフォーマンスを見せればいいじゃないか。アイドルと呼ばれたからと言ってパフォーマンスレベルが下がるなんてことある?なんでそれができないのだろうか。

だからそんな「アイドル」という得体のしれない、下手したら評価が下がる呪いの防具のようなものを堂々と身に纏える人たちが好きなのだ。

かつてメトロックに初めて出た関ジャニの渋谷すばるが開口一番に叫んだ言葉が、「関ジャニ∞です!アイドルやってます!!」だったのだ。(うろ覚え)
みなさんお察しの通りのオチとして、彼はその後ジャニーズを離れることになったのだけれど、それでもその話は好きだ。おそらく「アイドル」という肩書にネガティブな人もいるであろうフェスで声高らかに叫んだその言葉が。

最近の話としては関ジャニの大倉くんがつぶやいたこのツイートが好きだ。

「ジャニーズのライブ観たことありますか?」
彼らはその「ジャニーズ」という肩書にも誇りと自信を持っていて、それは大倉くんに限らずグループ・俳優組含め多くの現役ジャニーズが持っているものだと思うことがある。

話があっちこっちに行ってしまったけれど、「アイドル」という肩書を思いきりやっている人たちが好きだ。こういう人たちが好きだからこそ、本人たち・運営側発信で否定をするような人たちに信頼がどうもおけない。
その肩書が気に食わないなら、否定じゃなくて飲みこんで、超えてみろよ。

アイドルって、すごいんだからな。

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