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子供にどんどん隠し事をさせよう

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
SyncBody代表の三田です。

今回は、子供にはどんどん隠し事をさせろと言うお話をしようと思います。

前回まぁまぁなボリュームの投稿をしたので今回は短めにサクッとまとめようかなと思います。

前回のnoteはこちらから

今回の参考書籍はこちら。(クリックすると詳細が見れます。)

自分を許す心理学[加藤諦三]

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結論から言うと子供には隠し事をしてたとしても怒らない、責めない。

隠し事が悪いことだと【感情的に】言わないほうが本人の自己肯定感や自立心と言うのを育むことができますよと言う話です。

ここでの「隠し事」は外で遊んでてイタズラをした、とか
バレンタインのチョコもらったとか、学校の誰だれが好きとか、だけでなく

本人の「意思」を隠すことも含みます。

例えば、

「これを台所に持っていって」
「ついでにゴミを出してきて」

とかって言われた時に、「いやだよ」って言える環境にあるかどうかです。

何故かと言うと子供たちは本能的に自分の親がいなくならないように行動します。

5歳の男の子が
「僕がママを守るんだ!」
というウルトラマン的、戦隊ヒーロー的姿勢も
そもそもママが彼を守ってくれているから成り立つのです。

それはなぜなら自分はまだ未熟で弱くて1人では生きていけないと言うことを理解してるからです。

なので、諭すのではなく、一方的に責められることがあったら子供はこれをしたら両親からは愛されないかもしれない。と感じるわけです。

【諭す】は別です。

1つの例として、
よく聞くのがお母さん同士の会話で

「うちの子は外であった出来事をなんでも話してくれる」とか
「うちの子は隠し事をしない」とか自慢気に話す。

(この場合、親も親でこんなにいい子を育てた自分はもっと周りに認められるべきっていう心の闇を抱いているんですが、それはまた別の機会に)

と言うふうにお母さんが言ってるのを聞いた場合、子供はどういう風に思うでしょうか。

最悪のパターンは

隠し事をしたら愛されない、1日の出来事を全て話さないと守られない可能性がある。

と子供が無意識のうちに感じてしまうことです。

児童心理学的に自立心や自己肯定感というのは3歳〜5歳に育つと言われています。

つまり、少しずつ自我の確立に向けての心の成長が始まる時期です。

誰にも干渉されず、管理されない世界観を持つことが自我の確立の基礎になることでしょう。

この時期に、過剰なしつけや過干渉は自発性や自立性の成長を妨げることになります。

自分が自発的にやったことは、親に叱られる。
=自発的にすることは悪いと捉え、罪悪感を感じ、
指示待ち人間になってしまいます。

いるでしょ、自分の子供に「何勝手にやってんの」って言う人。

あれあれ。

そのくせ、もう少し大きくなると「そんなことも自分で考えられないのか」ってイライラしてる人。

(いや、自分で撒いたタネです。考えられない子供に育てたのはア・ナ・タ…そんなことはないと祈りたいです)

危険が及ばない、人を傷つけないことであれば、多少「見守る」ことが大切だと思います。

痛い目に遭わないと分からないってそういうこと。

僕も小さい頃に、焚き火に長めの木の棒をぶっ刺して指を火傷したことがあります。

木が燃えるって3歳の僕には分からなかったこと笑笑

だから今でも焚き火はちょっと怖い。(聞いてないって)

自立心が芽生え始めているときに子供の隠し事を見つけて、感情的に責めてしまう。

そうすると、隠し事をしてしまったら愛されないかもしれない、守られないかもしれないと、論理的ではなく、生理的に危機を感じるんです。

すると、自発的には動けない。言われた通りにしていたら、褒められて守られるっていう偽りの自分と向き合うことになるんです。

自分は隠したいことがあったとする。
でもそれは自発的に自分の決めたことだから、
「それは受け入れてもらえない」と、

親に対して隠し事をしたことに対して罪悪感を抱くんです。

つまり、両親の望む通りに子供の心が動かなくても
自分は両親から見捨てられることはない。
それでも、愛されると感じることができる環境で育つかどうかということです。

ここで大事なのは間違ったことをしても
自分の「行い」は否定されたとしても、
自分の存在は否定されず
自分を愛してくれる存在がいると子供が知ることです。

【追記】
じゃあそのまま大人になったらどうするのか?変われないのか?

そんなことはありません。
本気で変わろうと、環境を変えようと願い行動すれば
自分の本心を自発的に表現できる人間に変われます。

ちょっと宗教っぽいって思う人もいるかもしれませんね。
はっきり言ってしまえば、信じるか信じないかは自分次第です。

ちょっと宗教っぽいとか、スピリチュアルっぽいって感じて
拒否反応が出る人は「所詮その程度」ってことです。

そこに飛び込んでまで変わりたいって本気で思ってないってこと。

ある意味、中高生でグレたりするのは、
「なんとかして自立心を保とう」という表れだと思うので、
誰がなんと言おうと個人的には僕は彼らは自分の心を優先させることができたと思ってます。

大人になって「グレても」いいわけです。

会社欠勤したり
料理せずにお惣菜で済ませたり
掃除を家事代行に頼んでみたり
くだらないLINEグループから抜けてみたり

小さな抵抗に見えるかもしれないけど
少しの決断が大きな変化につながるから。

サクッと終わらせるという割に、結構な分量になってしまった笑笑

ではでは

生涯修行

三田

今回の参考書籍はこちら(クリックで詳細を見れます)

自分を許す心理学[加藤諦三]

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