鈴木清隆@シンフォニックブレイン

昭和のデジタル少年→∬→MRI開発エンジニア→脳研究所准教授→民間人校長→医療機器ベン…

鈴木清隆@シンフォニックブレイン

昭和のデジタル少年→∬→MRI開発エンジニア→脳研究所准教授→民間人校長→医療機器ベンチャーCTO 兼 フリーランスのリサーチエンジニア/科学者としてのOSは物理学と脳科学/学校は未来!子どもたちの自己肯定感を高めたい/Cool head but warm heart

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民間人校長として創立120年の公立伝統校の改革に取り組んだ経験をもとに日本の学校教育の課題と解決策について発信します。教育に関心をお持ちの方と情報や思いを共有できたら嬉しいです。

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対話をしよう。未来のために。

わたしの未来、あなたの未来。 ぼくの未来、きみの未来。 どこかでつながっている、みんなの未来。 未来は、やってくるものではなく、創るもの。 みんなで創る、楽しい未来、明るい未来。 楽しいも、明るいも、感じ方は人それぞれ。 だから、話し合おうよ。 みんなにとっての、楽しい未来、明るい未来。 でも、対話って、むずかしいよね。 だれかが偉いと、対話にならない。 上から目線だと、対話にならない。 対等じゃないと、対話にならない。 平行目線じゃないと、対話にならない。 肩書、

    • 対話とファシリテーションを成立させるのは「謙虚さ」

      過日、教育ファシリテーションに関するイベントに参加してきました。お世話になっているNPO法人様が主催ということで、開催3日前にお誘いを受けたのですが急遽時間を調整しました。 学校の教室の1.5倍くらいの広さの会場にスタッフの方を含めて70名を超える参加者が集合し、その熱気に圧倒されました。 ゲストスピーカーは中学校の先生(お二人)と大学教授の方でした。教育現場でのファシリテーションや対話的授業の実践について知ることができて、とても有意義でした。 印象に残った出来事もあり

      • 保守的な伝統校で頭髪が自由化された経緯

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        • なぜ学校の授業風景は変わらないのか

          インターネットが生活の隅々まで浸透し、AI(人工知能)が日々進化する中、学校の存在意義が問い直されています。 社会から最も遠い場所 民間人校長として学校現場に入って驚いたことのひとつは、画一性の象徴ともいえる教員主導の一斉授業が健在だったことです。先生は板書や「教える」ことにエネルギーを使い、生徒は静かに前を向いてノートをとっています。文科省のGIGAスクール構想のおかげで電子黒板やタブレットを活用する場面を見かけるようになったとはいえ、授業の大半は自分が生徒だった40年

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          保守的な伝統校で頭髪が自由化された経緯

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          くじらの背中で見た夢④〔元民間人校長のひとりごと〕

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          茨城県の本気 令和元年11月、校長公募にエントリーするにあたり20年以上ぶりに履歴書を書きました。50歳を過ぎたのに就活生に逆戻り!の気分でした。 自己アピール書には抱負として、生徒たちが創造的に深く考え自律的に行動できるような教育を実践したいと書きました。今なら「探究」というキーワードを使ったと思います。学校現場の状況や課題について具体的なことは知らなかったので、理想論オンリーで勝負です。 書類選考通過の連絡が届いたのは12月中旬でした。それから1週間ちょっとで2次審

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          くじらの背中で見た夢④〔元民間人校長のひとりごと〕

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          くじらの背中で見た夢④〔元民間人校長のひとりごと〕

          茨城県の本気 令和元年11月、校長公募にエントリーするにあたり20年以上ぶりに履歴書を書きました。50歳を過ぎたのに就活生に逆戻り!の気分でした。 自己アピール書には抱負として、生徒たちが創造的に深く考え自律的に行動できるような教育を実践したいと書きました。今なら「探究」というキーワードを使ったと思います。学校現場の状況や課題について具体的なことは知らなかったので、理想論オンリーで勝負です。 書類選考通過の連絡が届いたのは12月中旬でした。それから1週間ちょっとで2次審

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          くじらの背中で見た夢④〔元民間人校長のひとりごと〕

          くじらの背中で見た夢③〔元民間人校長のひとりごと〕

          逆向きの人生 高校の校長先生が定年後に大学の特任教授などに就任するケースは良くありますが、私のように大学教員から高校の校長に転身する逆パターンは珍しいかもしれません。 きっかけは、茨城県教育委員会が発表した校長公募です。ネットで偶然見つけた令和元年(2019年)10月23日付「県立高等学校等 校長選考試験 実施要項」には以下のようなことが書かれていました。 県教育委員会は、社会の変化や生徒の多様化に対応するため、本年(令和元年)2月に県立高等学校改革プランを策定した。

          くじらの背中で見た夢③〔元民間人校長のひとりごと〕

          くじらの背中で見た夢②〔元民間人校長のひとりごと〕

          退職辞令 令和5年3月31日をもって校長としての勤めが終わりました。肩書も「元」民間人校長に変わりました。 午前中に県の福祉会館で辞令交付式があり、定年を迎えられた他校の校長先生方と一緒に、教育長から人事発令通知書をいただきました。 私は定年ではなく、いわゆる普通退職のため、発令事項には「辞職を承認する」と記されていました。任命権者である教育長に辞職をお認めいただいたということです。これで正式に公務員の身分を解かれたことになります。 副校長としての1年を含めてトータル3

          くじらの背中で見た夢②〔元民間人校長のひとりごと〕

          くじらの背中で見た夢〔民間人校長のひとりごと〕①

          校庭の桜が満開になりました。校長という立場でこの景色を眺めるのも、あと2日です。 ちょうど3年前、日本を元気にする教育を実現したい!という熱い思いを胸に、国立大学准教授という肩書を捨てて公立中高一貫校の管理職に転身しました。公募採用のいわゆる民間人校長ですが、1年目は副校長として実地で学校運営のことを学ぶ仕組みです。配属先の学校にご挨拶にうかがうため、「鯨」という字が付いたこの地を初めて訪れた日のことは今でも鮮明に覚えています。 学生時代は教育者としての自分の姿を思い描く

          くじらの背中で見た夢〔民間人校長のひとりごと〕①