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このnoteで学べること(微生物初級〜中級)

このnoteは、シンバイオシス株式会社の微生物事業部に所属する「ちひろ」(山本千尋)が運営しています。

「細菌」「ウィルス」などと聞くと、どうしても殺菌したい、消毒したいという思いに駆られる方も多いかもしれません。

細菌をはじめとした微生物がいない世界をすこし想像してみましょう。

納豆やヨーグルト、ワイン、日本酒、パンがなくなります。
地球が動植物の死骸だらけになります。
風邪をひいてお母さんが特別にぶどうを買ってきてくれることもなくなります。
うんちの量がかなり減ります。

それだけではありません。

そもそも、地球をヒトが暮らせる環境にしたのも微生物であり、ヒトなどの動物の祖先も微生物です。

完全な無菌環境をつくるには、宇宙ステーションのような環境を想定しなくてはなりません。
ほら、24時間空調と換気が自動化されているオフィスで働いているあなたのまわりも、あなた自身も微生物にびっしり覆われています。

まさしくその事実こそが、生命の神秘をつくり、私たちを生かしています。

このnoteでは、そんな微生物たちの世界をのぞき見ることができます。
世界じゅうの最新の論文を反映しつつ、なるべく難しい言葉は使わないように努めますが、頭が「ムズカシイ」モードになっているときに書いた文章がわかりにくければ、どうぞ遠慮なく教えてください。

紹介している論文の中には、有料のものもあります。大学院生など、自由に論文が読める立場ではない方には少々不便な思いをさせてしまうかもしれません。ごめんなさい。

もうひとつの事業でもある弊社のコア技術は「NanoGAS」といいます。
水に小さな小さな泡(ナノバブル)を発生させる技術です。(このnoteではあまりそのメカニズムには積極的に触れませんが)

私たちが1マイクロメートルの細菌の世界を体験するには、1000分の1を2回しなくてはなりません。
その点、ナノバブルは細菌の10分の1〜1000分の1くらいの大きさになれるので、ミクロの世界で微生物たちとなにやら楽しくやっているようなのです。

微生物×ナノバブルの世界も、研究が進めばお伝えしていく予定です。

まずは、恋人やきょうだいよりも「身近」な微生物のこと、そして彼らと私たちの関係について現在わかっていることを少しずつ紐解いていきましょう。

だいたい一週間に1~2回ぐらい更新するよう努めます。
(火曜日の朝10時くらい、たまに金曜日も。って言ってるハナから今日水曜日やけど。)

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