マガジンのカバー画像

私たちの健やかな一生と微生物(ヒトマイクロバイオーム)

30
生まれた瞬間から私たちが塵となるまで、ずっと一緒に生きていくマイクロバイオームたち。 彼らは私たちの一生に、どんなふうに寄り添っているのだろうか? マイクロバイオームは、私たちの…
運営しているクリエイター

#腸内細菌

乱れたマイクロバイオーム(腸内細菌)を回復させるにはどうしたらいいのか?

前回まで、腸内細菌などはじめとするマイクロバイオームは、乱れやすく戻りにくいという話をし…

腸内細菌が乱れる日。いい方向へは変わりづらく、悪い方向へは変わりやすい。

腸のマイクロバイオームが乱れる。 腸内細菌叢(腸内環境)が乱れる。 論文や一般書、さらには…

腸内細菌と概日リズム 〜マイクロバイオームは日々変わる?

腸内細菌の状態がある一定の期間を通じてまったく変動しないことはありえない。 彼らが生きも…

腸内細菌の驚くべき変動と回復力:わたしのマイクロバイオームは変わるの?(まとめ記…

腸内フローラという言葉が専門用語ではなく一般名詞になったこの数年。 腸内フローラ検査をし…

あなたはBタイプ? Pタイプ? エンテロタイプで腸内細菌を占う

何かをグループ分けしたいという気持ち。 生物の種類、雑貨屋の棚、Googleドライブのファイル…

ダイバーシティ&インクルージョンも大事ですが、その前に腸内細菌の多様性を語りたい

ダイバーシティ&インクルージョンという言葉をよく聞く。 ダイバーシティ(多様性)を認め合…

統計ではなく、「私の」腸内細菌たちは健康なんですか? という深遠な問い

腸内細菌の顔ぶれや働きが健康にかかわることはわかっても、 じゃあ私の腸内細菌は健康なんですか? という問いが湧いてくる。 腸内細菌は目で見えないので、その問いは至極まともだ。 腸内細菌の状態はうんちの状態とリンクするとしても、もっと細かい部分まで可視化したい人は多いだろう。 そして満を持して腸内フローラ検査を受けたみなさん。 結果を見て「で?」となった経験はないだろうか。 「で、結局私の腸内細菌は健康なんですか? より健康になるために、何をすればいいんですか? 発酵食品

うんちと、健康であることと、腸内細菌の話

健康かどうかは、うんちを見ればわかる。 便は健康のバロメーターであるという話は、科学的に…

日本人のマイクロバイオームと老い

前回の記事では、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどさまざまな国における研究をひとまとめにし…

子どもたちのこころの発達には、微生物が欠かせない

「脳腸相関」という言葉が市民権を得てから久しい。 マイクロバイオームの分野では、それは「…

子どもたちの免疫力は微生物と一緒につくろう

免疫の練習中である子どもたちは、よく風邪をひく。 彼らはただ細菌やウイルスを排除する勉強…

腸内細菌が乱れると子どもは太るのか?  抗生物質と肥満の関係

私たちは、毎日ものを食べる。 肉、魚、野菜、ご飯などの穀物、それからいくばくかのおやつ。 …

どの国に生まれるかでマイクロバイオームはこんなに変わる

どの国に生まれるかで人生が変わる。 良くも悪くも、そのとおりだろう。 一方で、どの国に生…

赤ちゃんの腸内細菌が担う機能と、ダブり機能の重要性

前回の記事では、腸内細菌の生態系が幼少期に決まることや、赤ちゃんが1歳までに獲得する腸内細菌の顔ぶれや多様性について話をした。 今日は、彼らが実際に赤ちゃんの成長にどれほど貢献してくれているか、その機能を果たすためにどれほど強固なバックアップ体制を築いているかを見ていこう。 ※本記事は「腸内細菌は何歳までに決まる? 赤ちゃんから子どもへの成長とともに歩む菌たちのこと」シリーズの一部です。 別のシリーズ「全プレママ&パパに届けたい、妊娠・出産とマイクロバイオーム全まとめ(腸