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たぶんCから始まるかもしれない

こんにちは、中山です。旅と思考の共有をお楽しみください。

冒頭の挨拶はchatGPTに任せてみたが、以降の記事にchatGPTは関与しない。
ということでここから記事を始める。

マーケティングの会話をしていると3文字や4文字の英字略称ワードが頻繁に飛び交う。
「今回のCPAはこれくらいです」
「CTAを改善しましょう」
「その部分はCMSで対応可能です」
などだ。

勘の良い方なら上記の例文も含め、ここである事実に気付かれているかもしれない。
「C」から始まるワードが多すぎではないか?だ。「すべて」ではないにしろ「だいたい」がCから始まってはいないだろうか。
ということで弊社のマーケティング用語集のアルファベットの項目を確認した。

アルファベットの項目は72のワードが掲載されており、そのうち「C」から始まるものは14ワードある。つまり、19.4%が「C」から始まるワードである。むむ、思ったよりも少ない。

これでは「だいたい」とはとても言えない。maybeかpossiblyくらいだ。
本記事のタイトルは森博嗣の「すべてがFになる」をオマージュして「だいたいCからはじまる」としたかったのだが19.4%では「たぶんCから始まるかもしれない」くらいである。
そのため本記事のタイトルはこちらを採用している。少し締まらないが事実なので仕方がない。

しかし、一概に少ないとは言えない。マーケティング用語集の中では最も掲載語数が多いアルファベットである。また、アルファベットの出現率を調べてみると1文字では「E」が最も出現率が高く約13%、「C」は3~4%ほどであるというデータがある。そちらと比較するとやはりマーケティング略語での「C」の出現率は充分に高いと言えるのではないだろうか。

そもそもマーケティングには4Cという考え方があるくらいであり、「C」から始まる重要な単語が多くある。
4Cにあたる、Consumer value、Cost、Convention、Communication以外にも、Customer、Consumer、Contents、Click、Conversionなどが該当する。
さらに、CPOやCPEといった弊社の用語集には掲載していない「C」の一族はまだまだいる。
※弊社の菱井は以前のnote記事で4視というちょっと紛らわしい言葉まで作っている。

やはり、これほど「C」から始まる言葉が多いと我々マーケティング業界にいる者であっても「あれ?このCは何の略だっけ」といった具合にたまにゲシュタルト崩壊を起こしてしまう。会話の中でもCPAについての話を聞いているつもりが、それってCPOのことじゃないかなというようなシーンにもたまに出くわす。

だからこの記事で伝えたいのは、「C」から始まる略語はそれなりに多い事実がある。どれだったっけ?と迷子になってしまったら、恥ずかしがらずにお互い確認しようということだ。

聞いた時の語感や意味が少し似た略語だとたぶん合ってるよな~と会話したあとに、やっぱり違っていたかも、ということが起きてしまうため再確認は大事だ。
という話をしつつも我々マーケティング業界の人間は略語が大好きである。
なんなら、自分でも新しい略語を作って流行らせたいものである。
であれば、解決策として「C」以外から始まる略語を増やせば相対的に「C」から始まる略語の登場頻度、しいては会話の中でのややこしさも減少できるはずである。

ここで、もう一度弊社のマーケティング用語集を眺めてみる。すると、まだ掲載されていないアルファベットが複数ある。
「F、J、T、U、V、X、Y」の7つだ。もちろん掲載していないだけで用語がすであるアルファベットもあるが、この7つから始まる略語を考えるとかぶっているワードが少なく浸透しやすいと考えられる。

この7つの発音記号も合わせてみてみよう。
それぞれ、以下となる。

F:ɛf(エフ)
J:dʒeɪ(ジェイ)
T:tiː(ティー)
U:juː(ユー)
V:viː(ヴィー)
X:ɛks(エクス)
Y:waɪ(ワイ)

最も使われている「C:siː(スィー)」と発音が近いほうがさらに浸透しやすいはずだ。その観点で絞り込むと、以下の3つがが残る。

T:tiː(ティー)
U:juː(ユー)
V:viː(ヴィー)

「U」に関してはUXやUGCなどすでにビッグワードとなっている略語が存在するため除外。「V」は該当する英単語があまり思い浮かばないので除外。となるとこの中では「T」がよさそうである。
Target、Timing、Triggerなど使えそうな英単語もそれなりにある。「T」がこれから略語を作って流行らせるなら狙い目である。皆さんもぜひご検討いただきたい。

ちなみに最近何かと話題の「X」だが、「X」で始まる略語は何かあったかなと考えると、筆者はまずXO醤が頭に浮かんだ。せっかくなのでXO醤の「XO」は何の略なのかと調べてみところ「ブランデーの最高の等級を示すエクストラオールド(eXtra Old)からきている。」とのことであった。今日はこのことだけでも覚えて帰っていただければ思い、ここで筆を置く。


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