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読書メモ|スピード仕事術

note572ぺーじ。

「400のプロジェクトを同時に進める佐藤オオキのスピード仕事術」(2016)を読んだメモ。

PART1は速く仕事をこなすための行動的なテクニック、PART2は仕事の姿勢(進め方、選び方)、PART3は投資と組織の話の3パートからなる。

仕事「術」らしい話は、PART1に詰まっていた。

佐藤オオキさんは「仕事はやりきる」
仕事をやりかけたまま放置しないことが重要と説く。完結させる、そこで忘れてリセットする。すきま時間にも、その時間で終わらせられることだけに手を付ける。

他方、複数の仕事を並行して進めるためには「キリのよいところまでやろうとしない」がよい説もよく聞く。都度思い出しでリセットするか、半端で気がかりの時間を作るか。続けないでよいようにするか、続けやすくするか。どちらがよいかは、個々人、仕事の種類等によりそうである。

その他3日以上前のメールは消去するなど、独特の仕事術も。そのすべてが合うとは限らないと思うが、合えばラッキー、仕事の速い氏がどうしているかは参考によい。

モチベーションをコントロールしようとしない。「調子の波」をとらえる
「やる気は根性で制御できるものではない」である。パワフルに仕事する、やる気やモチベーションを重視しそうな人が実はそれらをあてにしない。この構図はよく見聞きするがここでも。そして仕事のスイッチを入れる工夫はやはり「習慣」とも出てくる。

気持ちが乗ったときにはしっかりアクセルを踏み、だめなときにはすっぱりやめる。モチベーションを制御しようとはしないが利用はする。「行き詰まると嫌いになるのでその前にやめる」は印象的。苦手意識がつくとどんどんやりづらくなるのは覚えがある。

自分の状態を意識して仕事する
「調子の波」をとらえられるようになるために、という流れで出てくるが、これは仕事術を探ること全般において重要である。仕事をやりきる/やりきらない、どちらが合っているかを見定めるにも、その仕事が自分にとってどのくらいの時間を要するかを見積もるにも、どのような環境や行為が気持ちのスイッチになるかを知るにも、そこまでに「自分がどのような状態でどのような仕事をしてどのような結果だったか」を知っているほど精度がよい。

いざ仕事に向き合うと必死であったり夢中であったり、余裕がなくなることも多いが、自分の状況をモニタする癖をつけたい。


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