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この冬に 立ち尽くしている

いつものように 冬を迎える支度をしてた

まだ暖かさの残る光をくゆらせながら

何気なく ふと 肌に添ってくる冬

落書きされる騒がしい街を 包んでゆく


わかっているつもりでいたけど

書けない日々が続いて

理由も見付けられず

敢えなく ぼくの好きな季節を迎えてしまった

絵の中に迷い混んで秋を吸い込みたかった

そんならどんなにか良かったかと過ぎて想う

嬉しくないはずもない 冬の訪れ

なんでだろう それなのに…

の続きが捕まえられない

逃げるように冬を連れてきた 秋


ふと思い出すことも ないのかな

行き過ぎる この年の秋を

君がいないままの 冬を







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