見出し画像

彼と両親との食事会 前編



先日、両親と彼と4人での食事会を執り行いました。

(開催が決定した時の様子は 下記記事にて↓)




「彼が『ご両親に一度お会いしたい』と言ってくれている」

そう両親に伝えると
嬉しそうな母、複雑そうな父。

「"やったー!嬉しい!ウェルカム!"という気持ちと
"聞きたくなかった"という気持ち」とのこと。

「もう30歳だし諦めて」

「たしかに、5年前にそういう話が出るよりは
まだマシだけど…」

「40、50になっても1人だったら
それはそれで心配するでしょうよ」



私は、歳の離れた兄が2人いる末娘。
例え父に対して厳しくても、三十路になっても、
どうやら娘という存在は可愛いものらしいです。


私は母と非常に仲が良く(良すぎる?)
恋愛事情も報告していますが、
父へはほとんど話していませんでした。

食事会が決まったので、
質問に答える形で少しだけ彼の情報を提示。

その後、なんだか元気がない父は
庭で1人黄昏ていて。
母と私は大笑いしていました。



* * * * * * *



約束の日の18時に私の地元にある
個室の中華料理屋さんを予約したのですが…

食事会の3日前、
金曜日の夕方から激しい腹痛が。
帰宅して様子を見るも一向に治らず。

病院に行かなかったことを後悔しながら家で過ごし、
(本当は前日の夜から彼に会う予定だったのに…)
いつも通りとはいかないものの
なんとか復活して、当日の昼過ぎ彼と合流。



私の両親への手土産を一緒に選んで購入した後、
ぶらぶらウインドウショッピング。

私の誕生日がもうすぐなので
プレゼントのリサーチされてるかもしれない…
という謎の緊張感が(勝手に)漂いました。




* * * * * * *



「ちょっとお酒入れないと乗り切れない…」と言う彼と
サイゼリヤで一休み。





そこでちょっとした事件が。

座席の背もたれにコートを引っ掛けていた彼。
店員さんが後ろを通った時に
赤ワインをこぼしてしまったらしく、
いつのまにかコートが汚れていました。

店員さんに伝えて、お店からクリーニングに
出してもらうことになったのですが…
コート無しでは寒すぎる外気温。

母に電話して
「使ってない父か兄のアウターない?」と聞くと、
先日掃除をしていた時
兄が置いていったアウターが発掘されたとのこと。

遠慮する彼を押し切り、
待ち合わせのご飯屋さんに持ってきてもらうことに。

私のインナーダウンを貸そうと思いましたが
サイズが違いすぎて入らず。
「ごめんけど、待ち合わせ場所までは寒さに耐えて…」


お店の責任者の方に謝罪され、
連絡先や住所を伝えた彼は
すっかり酔いが覚めた様子。

「まあ、話のネタになるか」と笑っていました。




汚されてしまったアウターを預けた彼と
電車に乗って私の最寄駅へ。
地元のローカル線に
彼と一緒に乗っていることが嬉しくてニコニコの私。
隣を見ると表情が固い彼。

「ふふ、緊張してるねえ」
「そりゃするでしょ…」


"もしも、娘がヤンキーの彼氏を連れてきたら?"
というドッキリ番組の映像を一緒に見ながら
「こんな風じゃなきゃ大丈夫だよ」と
彼を勇気づけている間に最寄駅に到着。




長くなってきたので後編へ続きます。