見出し画像

ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』配信間近! 数秘術から変態的考察をする

気が付けば12月。
人間界は未だ混沌とした状況下にありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さぁ、いよいよ10日を切りましたね!
ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』の配信日まで!!

皆さんご存知のとおり、コロナウイルスの影響により、私が期待に胸を膨らまし続けていた『Soul』こと『ソウルフル・ワールド』は、劇場公開を中止し、Disney+での配信によって全世界へ公開される運びとなりました。

いや〜、未だに悔しいですね。
何せ近頃のピクサー作品で最も期待を寄せていた作品に限って、映画館で鑑賞できないのですから・・・。
と、まぁ愚痴をこぼしていても仕方がないので、スマホだろうが、タブレットだろうが、テレビだろうが、ホームシアターだろうが・・・どんな媒体で観ようとも十二分に楽しむための準備をしようじゃないかという話であります。


そもそも『Soul』って何よ。

冒頭から皆さんを置いてけぼりにしない為にも、そもそも論からいきましょう。


〜あらすじ〜

ニューヨークに住むジョー・ガードナーは、ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師。
ある日、ついに憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れた直後に、運悪くマンホールへ落下してしまう。彼が迷いこんだのはソウル(─魂─)たちが暮らす世界で、彼自身もソウルの姿に…。そこは、ソウルたちが生まれる前に、どんな性格や興味を持つかを決める場所。でも、22番と呼ばれるソウルだけは、人間の世界が大嫌いで、何の興味も見つけられないまま、もう何百年もこの世界にいた。
まるで人生の迷子のように生きる目的をみつけられない22番と、夢を叶えるために何としても地上に戻りたいジョー。正反対の二人の出会いは、奇跡に満ちた冒険の始まりだった…。

(引用:https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld/about.html)


ウォルト・ディズニー・カンパニーの完全子会社である「ピクサー・アニメーション・スタジオ」が制作する23本目の長編アニメーション映画、それこそが本日の主役『Soul』(邦題:ソウルフル・ワールド)です!
配信は12月25日、ストリーミングサービス  Disney+にて追加料金なしで鑑賞できます。(回し者じゃないですよ、ただのファンです)

監督は今やピクサーの重鎮、ピート・ドクター。
『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』『インサイド・アウト』等、数多くのピクサー作品の中でも、ヒューマンドラマ重視で感動作を生み出す名監督です。

ここまでの内容は、Wiki様を開けば誰でも分かることですが・・・
この『Soul』は23作品目と言いつつ、2作目であることをご存知でしょうか?


ピクサーは『トイ・ストーリー4』の公開以降、再びオリジナル作品を作ると宣言しています。

画像1

(引用:https://www.pixarpost.com)

これは以前、海外のピクサーファンサイト「Pixar Post」さんがポストした画像です。
左上の『Onward』がクリス・プラット×トム・ホランドの共演でも話題となった(日本版では、城田優と志尊淳?)『2分の1の魔法』です。MovieNEXは本日発売ですよ〜。

そしてそのお隣、つまり2作目の『Soul』です。

ちなみに、3作品目は既に決定しており、『Luca(原題)』という作品が控えております。

ピクサーはディズニーとは異なり、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』など、設立当初よりオリジナルストーリーで観客の心を掴んできました。しかし、近頃のピクサー作品は『インサイド・アウト』や『リメンバー・ミー』といった例外はあるものの、過去作の続編が多かった印象です。
そんなピクサーが『トイ・ストーリー4』を契機に、今後は再びオリジナル作品で勝負すると言い出したから、さぁ大変!
私はこれを第二次ピクサー改革と呼んでいます。(いま名付けた)

このことは、大々的に公表していないようですが・・・
私の中では大興奮な出来事でした。この予定された7作品で、一体何をしようというのかピクサー!ってな調子で。

話を戻して・・・
この第二次ピクサー改革という観点で見れば、『Soul』はある種ピクサーの2作目でもあるのではないか、ということまで覚えておけば、この後も置いてけぼりにはならないでしょう!
それでは、変態的考察の幕開けです。



『Soul』を通してディズニーの意志を継ぐ

前述した”あらすじ”からも分かるように、本作の主要キャラクターは主に2人。
ジャズピアニストの「ジョー」と人間界を嫌う魂「22番」。

ジェイミー・フォックス演じる「ジョー」は、とりあえず置いといて・・・

気になるのはこの子↓

画像2


「22」ってなんやねんー!!


「22番」ってキャラクター、ありかよ!
確かに〈魂〉では、まだ名前も何もないのかもしれないけど、22って囚人じゃあるまいし、さすがに可哀想じゃ・・・

というところで私は気付いてしまったのだよ。
「22」の意味に。

お待たせしました、数秘術です。
数秘術がなんたるかの説明は省くとして・・・
天下のピクサー様が、何の脈絡もなくこんな意味深な数字をキャラクター名にするはずがないんだよ!

勿体ぶっても仕方ないですね。
端的に言いましょう!

「22」という数字には・・・

「信じる心」「無限の可能性」という意味が存在するんです!


鳥肌立ちました?え?

ピクサーは本作を、「22番」というキャラクターを通して、ウォルトが描き続けてきた「信じる心」、そしてピクサーが描き続けてきた「無限の可能性」という両方のメッセージを織り込んでいるんですヨ。

信じることで成長した「白雪姫」
信じることで夢を叶えた「シンデレラ」
信じることで空も飛べる「ピーターパン」

無限の可能性を秘めた「インクレディブル」
無限の可能性を感じられる「レミーのおいしいレストラン」
無限の彼方まで続く絆を描く「トイ・ストーリー」

そして遂に、両者の融合に挑戦した作品こそ、『Soul』ではなかろうか!


まだ信憑性が低いという声が聞こえてきたので、さらに付け足そう。

記事の冒頭で書いたとおり、本作はピクサー長編23作品目の作品です。
つまり、そういうこと。

(どういうこと??)

単にピクサーの挑戦ということだけであれば、本作を22作品目とし、第二次ピクサー改革の1作品目とすればよかったはず。
しかし、敢えて23作品目にしたというところに、ディズニーの意志を継ぐ思いが隠されているのだと、私は言いたい!

ディズニーファンならご存知であろう「D23」という存在を。
これは本家公式のディズニーファンクラブの名称であり、この「23」という数字は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの設立年1923年を意味している。

ディズニーの出発点にして、全てが生まれた年。
ピクサーはこの「22」「23」という2つの数字を用いて、ディズニーの意志を継ぐ、新たなピクサーの幕開けを目指しているのではないだろうか・・・。

信じるか信じないかは、あなた次第です(テンプレ)



「22番」を通して「人間」を描く

と、やりすぎ都○伝説チックな話になってしまいましたが、私だって気付いてます。
そう、この数秘術は主に日本で信じられている話なんですよね。
無論、数字は全世界共通の言語であるがゆえに、上記の考察だってあながち間違いだとは言い切れません。しかしまぁ、無理がある(笑)

では、「22」という数字が無意味かというと、やはりそうは思いません。
数秘術と非常に似通った話で、海外では「エンジェルナンバー」という存在が有名です。どのみち、信じるか信じないかは、あなた次第・・・ではあるんですけどね?(笑)

私の英訳に不備があるかもしれませんが、ざっくりとお伝えすると・・・

「22」という数字には、すべての夢と欲望を実現できる強力な数字の1つと考えられているようです。不可能を可能にする数字、とでも言っておきましょうか。

「信じることで夢は叶う」と教えてくれたのはディズニーその人ですから、意志を継ぐなんて壮大な話ではなくとも、どの時代も彼らが伝えたいことは同じということが伺えます。


しかし、もしかしたら、『Soul』の本質はこっちなのでは?と思う説明がありました・・・

この「22」という数字に影響を受ける人の特徴です。



この数字に影響を受ける人々は、非常に野心的で、自信があり、規律と実用主義的な側面を持っています。さらに、直感的で感情的、信頼と責任感もあるでしょう。
一方、潜在意識を制御する術を学ぶ必要があります。
否定的、ネガティブな思考が彼らの障害となります。ポジティブな思考が良い状態を引き起こすことを知り、自分の可能性を知る必要があります。




いかがでしょう。
自分のことか・・・?と思ったのではないでしょうか。

すべてが当てはまるとは言いませんが、すべての人に当てはまる特徴と言えます。実用主義的って言ってるのに、感情的ともありますからね(笑)

そして潜在意識をコントロールする術を学ぶというのも、我々人間が抱える一生の課題であるとともに、ネガティブなことより、ポジティブなことの方が良いことなんて、誰でも知っています。

ジェイミー・フォックス演じる「ジョー」は、とりあえず置いといて・・・と言いましたが、ここで回収しておきましょう。
「22番」に影響されるのは「ジョー」であり、「私たち」です。

ついつい、自分のことを置き去りにしてしまいますよね。
この記事だって、皆さんのことを置いてけぼりにしないって言ったのに、人間は愚か、すぐ自分たちを見失います。


ピクサーがどんな意志を持って本作の公開に漕ぎ着けたのか、私はまだ知ることはできません。しかし本作を通して、私たち「人間」を描こうとしていることは間違いないと言っても良いのではないでしょうか?

ピクサーは長年、無機質なもの、存在が分からないものに命を吹き込むことを得意としてきました。本作も例外ではなく、〈魂〉という目に見えないものを映像化するという、アニメーションの極限のようなことにチャレンジしていますが、主役の「ジョー」はピクサー史上初の黒人キャラクターであり、我々「人間」です。普通の「人間」です。


劇場公開は中止となったものの、誰もが手軽に鑑賞できるスタイルを選択したことにも、もしかしたら意味があるのかもしれませんね。

果たして「22番」は我々をいかに惹きつけ、何を気付かせてくれるのか。
ぜひ、私たちが主役の『Soul』に期待しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?